高機能アルコール依存症を理解する―お酒で人生を棒に振る有能な人たち

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高機能アルコール依存症を理解する―お酒で人生を棒に振る有能な人たち

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784791109722
  • NDC分類 493.156
  • Cコード C0047

出版社内容情報

大量飲酒を続けながらも、有能な仕事ぶりによって自分も周囲も見過ごしてきた危険な病。放置すればいずれすべてを失う。病的な飲酒を続けながらも有能な仕事ぶりによって見過ごされてきた「高機能アルコール依存症者」。その実態と回復への道筋を当事者へのインタビューと調査研究に基づき詳説。当事者である著者自身の壮絶な体験も添えられる。

セイラ・アレン・ベントン[セイラ アレン ベントン]
著・文・その他

水澤 都加佐[ミズサワ ツカサ]
監修/翻訳

伊藤 真理[イトウ マリ]
翻訳

会津 亘[アイヅ ワタル]
翻訳

水澤 寧子[ミズサワ ヤスコ]
翻訳

内容説明

日本で初めて「高機能アルコール依存症」を紹介!自分も周囲もアルコール依存症だと気づかない人たち!否認する本人、有能な仕事ぶりによって見過ごす周囲!精神保健・医療関係者のみならず、一般の飲酒者も必読!

目次

第1部 進行性の病:アルコール依存症(序―高機能アルコール依存症者;ことの始まり―中学・高校における高機能アルコール依存症者;自由―大学の中の高機能アルコール依存症者;漂流―新成人としての高機能アルコール依存症者;上り坂からの転落―専門職に就き、知的で、そしてアルコール依存症であること;問題を正そうとする努力―コントロール喪失と底つき)
第2部 回復(新しいスタート―回復への道筋;心の空白を埋める―スピリチュアリティ、宗教、それとも酒で埋めるのか;生まれ変わる―回復の12ステップ;挑戦―回復の中での人生)

著者等紹介

ベントン,セイラ・アレン[ベントン,セイラアレン] [Benton,Sarah Allen]
アメリカ、ボストンで活躍する精神保健カウンセラー。問題飲酒者を援助するためのスキルのトレーニング・プログラムを展開するリーダーの一人。ハーバード大学医学部やマサチューセッツ総合病院と提携しているマクレーン精神科病院でもカウンセラーとして仕事をしていたことがある。カリフォルニアのディズニーチャンネルやデンバーのCBS局、デンバーのNBC局などのテレビ番組をプロデュースした経験も持つ。2004年以来断酒を継続していてアルコホリクス・アノニマス(AA)のメンバーでもある

水澤都加佐[ミズサワツカサ]
学習院大学卒業。日本社会事業大学研究科修了。神奈川県立精神医療センターせりがや病院心理相談科長を経て、現職は、(株)アスク・ヒューマン・ケア取締役研修相談センター所長、Healing&Recovery Institute所長、非営利活動法人アスク(アルコール薬物問題全国市民協会)副代表

伊藤真理[イトウマリ]
日本女子大学家政学部家政理学科(生物農芸専攻)卒業後、新聞社に18年勤務。2007年東京大学大学院医学系研究科修士課程(公共健康医学専攻)入学、2013年9月同研究科博士課程(健康科学・看護学専攻)満期退学。博士(保健学)。精神保健福祉士。東京都健康長寿医療センター研究所非常勤研究員、国立がん研究センター特任研究員などを経て、公益財団法人未来工学研究所(主任研究員)

会津亘[アイズワタル]
早稲田大学教育学部卒業後、医療機器販売会社に勤務。その後渡米しコネティカット州立大学分子細胞生物学科にて博士号取得。博士(理学)。精神保健福祉士。介護福祉士。ノースイースタン大学、ハーバード大学の研究室でがん治療の研究に従事した後、現在は帰国し依存症治療施設の副施設長として回復のプログラムをアルコール依存症やギャンブル依存症の利用者に提供している

水澤寧子[ミズサワヤスコ]
東京女子大学文理学部心理学科卒業。精神保健福祉士。現職は、長谷川病院の精神科ソーシャルワーカー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カッパ

18
自分が高機能アルコール依存だったと思いました。見事に否認して高校卒業してからずっとさけびたりでした。でも、確かに生き延びており情緒的には落ち込むこともありうまくなんていってなかっな。こういう人のことも日本も取り組んでいけたら良いと強く思いました。元アイドルグループの山口さんも高機能のアルコール依存だったと思います。2018/05/18

gtn

15
見た目の生活が破綻していない者ほど、アルコールの呪縛から逃れることが困難なことが著者の体験から分かる。とにかく、一日働いた自分へのご褒美、ストレス解消等様々な理由を付けて酒を口にする。飲み過ぎにより記憶が飛び、気が付けば知らない男性とベッドにいる。節酒しようと試みるも、結局深酒し他人を傷つける。依存症と自覚し、治療に入るまで数年を要する。結果、死への誘いを絶つことができたが、副産物として「スピリチュアルな旅と感情的な成長」を手に入れ、その啓蒙に生きることを決意する。絶望を使命に代えた稀有な例といえる。2020/04/09

takao

2
ふむ2020/11/24

Misa-pi

0
今まで納得がいかなかったことがストンと腑に落ちた。機会飲酒者、アルコール乱用者、アルコール依存症者の線引きはこの社会ではとても曖昧だと思う。アルコールは「嗜好品」ではなく薬物であるという認識が最初から必要。所謂ステロタイプの「アル中」ではなく、自らの飲酒について乱用があると認識しているが、生活や仕事は管理でき成功しているため、本人も周囲も病識を持てず、二重生活に家族ごと苦しんでいるであろう高機能アルコール依存症者達に必読書であるだけでなく、誰にでもなりうることを理解するため広く読まれるとよいと思う。2018/07/09

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