目次
蝶々の心臓
小児心臓疾患についての予備知識
ドナルド・マクドナルド・ハウスについて
著者等紹介
石川祐樹[イシカワユウキ]
柔術家・写真家。1975年生まれ、福岡県出身。2000年アリゾナ州立大学卒業。在学中にブラジリアン柔術と出会う。ブラジリアン柔術道場「CARPE DIEM BRAZILIAN JIU‐JITSU」主催。2012年初の写真展「蝶々の心臓」をPlace Mにて開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チカチカ
9
図書館で見つけてぱらりとめくると、とてもかわいい幼女の写真が現れた。写真を通しても判る被写体への深い強い愛情の眼差し。そして訥々と語られる「父」のエッセイ。格闘技に興味のないわたしは知らなかったが、ブラジリアン柔術家である石川さんの愛娘真優ちゃんは重い心臓病で生まれた時から病いと戦っておりその記録と共に撮り留めてきた写真なのだそうだ。「かわいそうに」と言葉で同情するのは簡単だ、だけどそんな軽い言葉では済まされない深い強い辛い想いが伝わってくる。学校で取り上げて欲しい。命に対する姿勢が真摯に現されている。2014/03/29
1969年のドラッグストア
3
窪さんの「水やりはいつも深夜だけど」の表紙に使われていたということで早速購入。心臓の病を患う娘さんを撮り続ける父の石川さん。石川さんの語りがちょっとキザなんだけど愛が溢れてて素敵です。2016/03/13
たまきら
2
仕事でお世話になってた祐樹さん、久々にFBで再会したら格闘家(これは知ってた)+写真家&心臓に不安を抱える娘のパパになってました。すっごく純粋で、嘘のない人柄は変わってなくて、文章読みながら泣いたり笑ったり。ドナルド・マクドナルド・ハウスのことは見聞きしていたけれどぐっと身近になりました。印税寄付って祐樹さんらしいよ。ブログ:http://www.nepenthes.co.jp/yuki_ishikawa/up_date/column.html2014/11/05
☆こまトゥーゆ☆
1
パパの温かい眼差し。気取らず飾らずのありのままの言葉。輝いているんだ命って。__しかし、同じように疾患を持って入院している高齢者に 命の輝きを見いだせなのは何故だろう。(いや、100歳越えてたりすると輝きはあるような気がする)2014/05/23
Shumpei Onishi
1
子供を持つ父親が本当は持っている気持ちが素直に丁寧に書かれていて、親として持っているはずのものに気付かされました。それは当たり前に知ってはいるんだけど、あまり使わないからだんだん表に出なくなるもの。親は皆親バカでいいんです。2014/04/13