宝島sugoi文庫
暴力団のタブー―密着!激変する日本の闇社会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800220561
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0195

内容説明

7代目体制を視野に入れ激変する山口組、暴排ブームで進む海外フライト&企業投資、関東連合・怒羅権=準暴力団の拡散…闇社会のホットスポットを描く密着ドキュメント!

目次

第1章 ヤクザの液状化(伝説の直参組長が語った「山口組、終わりの始まり」;山口組が抱える前門の虎、後門の狼;「名古屋弘道会」山口組支配の実態;道仁会vs.旧九州誠道会、分裂抗争「終息」の真相;「特定危険指定暴力団」工藤會に翻弄される福岡県警;二代目弘道会の手に落ちた“錬金術の都”京都の闇)
第2章 海外フライト&情報産業化するYAKUZA(“暴排”の日本を捨てグローバル化する暴力団の実態;情報産業化する「現代暴力団」のシノギと投資先;日中闇社会のかけ橋―準暴力団「怒羅権」の暗躍を追う)
第3章 侵食する半グレと共生者(関東連合とヤクザの「いびつな関係」;振り込め詐欺集団のフランチャイズ構造;ヤクザマネー運用の尖兵―「慶應人脈」闇の共生者ネットワーク;芸能人と暴力団、昭和・平成のパトロン伝説;医者、弁護士、行政書士、警察官…―ヤクザに喰われるカタギの専門職たち)
第4章 暴排条例下の暴力団と警察(暴排条例で追い込まれるヤクザ社会の悲しき現実;暴排条例で進む暴力団の「犯罪集団化」;ヤクザを辞めた元ヤクザたちの意外なその後;暴力団捜査担当刑事たちの“ノルマ事情”)

著者等紹介

溝口敦[ミゾグチアツシ]
1942年東京・浅草生まれ。65年早稲田大学政経学部卒。ノンフィクション作家、ジャーナリスト。主として日本社会の暗部である暴力団や新宗教に焦点をしぼってジャーナリスト活動を続けている。2003年、同和利権を暴いた『週刊現代』での連載「食肉の王」とそれに加筆した単行本『食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社)で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞の大賞、日本ジャーナリスト会議のJCJ賞、第25回講談社ノンフィクション賞の3賞同時受賞を果たした

鈴木智彦[スズキトモヒコ]
1966年北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。『実話時代BULL』編集長を経て、フリーライターに。幅広くヤクザ関連の記事を寄稿

盛力健児[セイリキケンジ]
1941年生まれ。1967年、若頭補佐として山健組入りし「盛力会」を設立。79年、大阪戦争の最中に起こったベラミ事件で報復の先陣を切り、大阪府警捜査四課に逮捕される。89年、収監された宮城刑務所の中で五代目山口組の直参に昇格。出所後、五代目山口組、六代目山口組の直参として盛力会を率いるが、2009年、山口組内の直参大量処分騒動に巻き込まれて除籍処分、引退。著書『鎖魂 さらば、愛しの山口組』(宝島社刊)が異例のベストセラーに

工藤明男[クドウアキオ]
東京都生まれ。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもち、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行っている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。著書『いびつな絆 関東連合の真実』(宝島社刊)がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Yazaki

16
暴対法が施行され、コンプライアンスに最も敏感なのが皮肉にも暴力団なのだそうです。指定暴力団は21、構成員数では山口組の1万3千人が群を抜く。中には一般企業と遜色ない団体もあり、気づかずに知り合いになっていることも。そんな暴力団もその半分は地下に潜りシノギを行っている。それは海外でも展開され、ドラッグだけに留まらず、臓器売買や医療にも及ぶ。手口は巧妙。震災や原発関連、自然エネルギーや宗教にもその触手を伸ばし莫大な利益を得ている。中でも興味深かったのは、嘘か誠か、たーくさん出てくる芸能人でした。ミーハーか!2022/08/11

hatagi59

1
暴対法施行以来、どんどん追いつめられてる、というのが本書を読むと分かる。 ただ、それも自業自得だよ、という元関係者の話にも頷くものがあったな。 バブル期にヤクザ屋さんが大金を掴んで、今まで日陰者としてひっそりと生きていたのに、表に出てきて威張り始めておかしくなったと。2014/12/30

JunTHR

1
対談、インタビュー、取材記事と幅広く読み易い。暴排条例にあえぐ様子がなにより目立ち、たしかに「激変」してるのだろう。しかしやはり暴力団関連はリアルタイムの情報を仕入れるのが大事(=面白い)なんだなぁ。冷静なユーモアの冴える鈴木智彦さんの記事は特に面白く、「ヤクザを辞めた元ヤクザたちの意外なその後」は暗いのか明るいのか判らない不思議な感触で抜群。「暴排条例舌の暴力団と警察」に至っては、完全にライター目線の半ばアドバイス的な書き方で笑った。道警のマル暴からは「原則、情報を取れないとおもったほうがいい」とか。笑2014/03/03

とらまめ

0
6点2014/11/01

nur1202

0
なんだか、世知辛い話ばっかしで残念だったなぁ。 この手の話は、法律に触れる話であれ、悪い子として稼いでいますよって、悪気のないところをばぁっと披露してくれると楽しいんですけどね。 ま、法律がいかに効率的だったかということでもありましょうか。2014/03/07

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