内容説明
恋愛関係や親子関係とは何か?理想的な社会とは?三大宗教はどんな教義なのか?日本思想の全体的な流れとは?これらの答えは、じつはすべて高校倫理の教科書に書いてあったのです。しかし、受験のために勉強していた頃は、過去の偉人たちの含蓄のある言葉が理解できていなかった人がほとんど。そこで本書では大手予備校のカリスマ講師、河合英次先生がセンター試験レベルの高校倫理を熱弁します。今だからこそ、あなたの心にズドンと響く言葉が必ずあります。
目次
第1章 青年期(青年期の意味;自我の目覚めと欲求のコントロール;人格形成と人間関係)
第2章 源流思想(ギリシャ思想;三大宗教;中国思想)
第3章 西洋思想(ルネサンスから宗教改革;近代思想の芽生え;ドイツ観念論;功利主義;実存主義と社会主義)
第4章 日本思想(日本古来の民俗的信仰、古神道;仏教の伝来と普及;江戸時代の儒教と道徳;西洋思想の受容;近代的自我の確立と日本の独創的思想)
第5章 現代社会における倫理
著者等紹介
河合英次[カワイエイジ]
1971年生まれ。大阪府出身。河合塾公民科講師。近畿地区で「センター試験倫理、政治・経済」「センター試験現代社会」および私立大学の「総合政経」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ceskepivo
6
哲学の概説書という感じ。日本思想の部分は興味深かった。2015/06/08
たか
5
高校教科書レベルですが倫理用語が出てきます。倫理を履修してない人にはやや難しく感じるかも。文章はとても読みやすいです。2014/04/27
ぴかいち
3
最後のところがとても興味深かった。 途中大学の授業でやったところが出てきて、わかりやすかった。2014/07/30
ゆう
1
たいそうなタイトルだけれど、内容は単なる倫理の概説書と言って良いかと。どう大切に感じたのか著者の考えはあまり書かれていなかった印象。2014/02/17
lily
0
タイトルは大げさだが、日本思想の概観は勉強になった。江戸時代は終末を考える仏教から道徳を考える儒教に変わり、古学や国学などの原点回帰が叫ばれる時代となる。ところどころの小ネタが授業のスパイスになってるのだろう。漢字苦手だけど、勉強していかなきゃなー。倫理、センター試験解いていかなきゃなー。こういう講義、生で受けたいなー。と愚痴ばかりもらしてしまいそうになる一冊。 2016/03/27