宝島社文庫<br> ルビイ―女性秘匿捜査官・原麻希

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宝島社文庫
ルビイ―女性秘匿捜査官・原麻希

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800212870
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

警視庁捜査一課の原麻希は、娘の菜月が、史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそく結芽が通う小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気づく。気配を残したまま、忽然と姿を消した全校児童たちの行方は―!?女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、人気警察小説シリーズ完結編。

著者等紹介

吉川英梨[ヨシカワエリ]
1977年、埼玉県生まれ。米テンプル大学日本校教養学部政治学科中退。出版社に勤務したのち、アメリカへの語学留学、インドでの国際協力活動を経て帰国。『私の結婚に関する予言38』にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

176
とうとうシリーズ最終巻。心地よい余韻が残った。もし、ハラマキの家族が話しに絡んでいなかったら、このシリーズ駄作だったのだろうな。最後のあの人の告白は、憎みと怒りと悲しみに突き動かされながら、どこか人間でありたかった悲哀を感じさせる。悪魔にはなりきれなかったのだろう。人間の複雑さ。これは家族の物語。あたたかい家族をもちたい人の物語。つっこみどころ満載なのはこのシリーズのご愛嬌。それが楽しめない人はこの巻まで到達しないだろう。2019/02/13

セウテス

87
【捜査官 原麻希シリーズ】第5弾。リクルーター編の一応の完結ではあるが、読者各々に疑問や納得の出来ない感情を残すだろう。麻希は娘菜月とリクルーターの娘結芽が、交流をもっているのではないかと疑いを持つ。心配をした彼女は結芽の通う小学校へと向かうが、平日であるのに校内に人が一人も居ない事に気づく。シリーズとして、第1巻のはらはらドキドキ感が素晴らしく、あまりにも巨悪と主人公の一女性刑事との闘いが、期待されてしまったのだろう。残念だが巻が進むごとに、ごちゃごちゃしてきて、最後に読みきったという満足感は無かった。2022/09/25

えりこんぐ

63
シリーズ5作目。娘の菜月とリクルーターの娘が交流を持ち、、母と警察官の両立に悩むハラマキ。今回は歴代の相棒プラス達也の捜査班結成がうれしかった〜!でも最後、なんか切なかったな。。ハラマキとリクルーターが惹かれあっちゃう危うさが、いかにも吉川さんっぽい書き方。リクルーター編はこれで完結。面白かった!【積読65】2020/08/11

くりきんとん99

57
とうとう完結。今回も背望会リクルーターを中心に秘匿捜査官の原麻希が走り回る。このシリーズは全体的に読みやすく、スピード感もあるけど、今回、完結編っていうことで内容は一番重く感じた。いろいろ気になる結末ではある。2013/08/19

Yunemo

57
「消化不良のまま完結」、というのが、読了後にまず浮かんだ感想。当初より完結編とうたっているため、結果を急ぎ過ぎたのかなぁ!全編を通して、個性豊かな周囲を固める人達が居たのだから、影響を持たせる出番を作って欲しかった。妙に細かな描写とあっさりと過ぎる描写との間が妙に気になってしまう。やはり展開が急すぎたのかな。それをプロローグが補っている。5作にわたって展開してきた物語が、何故か完結編で潤いが無くなり、早急に事を運び過ぎた。ここまで結果を延ばし過ぎたのか。もったいない、そんな感じを受けて読了。2013/07/11

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