感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トゥクトゥク
7
仕事の関係で手に取った。ふと、南米作家たちが執拗に独裁者を題材として選んだ日々を思い出す。現在の日本に暮らす普通の人間にとって、「金正恩のさびしさ」などを題材に小説を書くことは心情的に難しいのかなあと思う。私のその仕事は、小説ではないけれど、金正恩さんが今何を考えているかを映し出さなければいけない立場にある。少なくとも、読む本はこれではなさそうだ。それだけ分かった。2014/07/01
bokassa_1er
0
北朝鮮の人民のことを考えると心が重くもなってしまうが、素直に面白い。執筆者のおひとりである髙英起氏は、北朝鮮の罵詈雑言を「様式美」と仰っていたが、至言だと思う。何よりも読みやすし、たのしいコンテンツもちゃんと載っているのが魅力。2013/05/23