内容説明
函館どつくの全造船労組前委員長がホットに綴る、世界の都市を訪ねて(モスクワ、サンクトペテルブルグ、グダンスク、ベルリン、プラハ、ウィーン、ロンドン、メキシコシティ)、ソビエトからロシアへ(1917年秋のレーニンの真実―現代ロシアのトロツキー評価の模様―エルミタージュ美術館への行き方―ショスタコービッチ論―モスクワ地下鉄―ゴルバチョフ・エリツィン・ワレサ論)、回想(荒畑寒村、岡村昭彦、林白言、アンナ・ラーリナ、坂本幸四郎、石堂清倫)、その他(ブハーリン、ゲバラ、瀬戸内寂聴、グスタフ・マーラー、フルトヴェングラー、カール・ベーム、カラヤン、バーンスタイン、カルロス・クライバー、マゼール、小沢征爾、リヒテル、アルゲリッチ、ブーニン他)、検証(函館どつく再建「私的整理ガイドライン」)。
目次
第1部 世界の都市を訪ねて
第2部 時代の転換に直面して
第3部 ロシア革命の残像を追って
第4部 想い出の人々、ことがら
第5部 全造船機械「舷灯」
第6部 悲喜こもごもの趣味
第7部 エルミタージュへ
第8部 地下鉄のバッハ―雑感「モスクワ地下鉄」
第9部 抵抗の姿―ショスタコービッチを読む
第10部 函館ドック函館分会における発言など
著者等紹介
清水正徳[シミズマサノリ]
1942年9月北海道上磯町出身。1965年3月小樽商大卒業、4月函館ドック函館造船所に入社、全造船機械労組函館ドック職員組合に加入。1971年11月職員組合の全造船脱退反対運動に参加、その強行に抗議して1972年1月職員組合を脱退、同労組函館ドック函館分会に加入。1981年10月から函館ドック函館分会の役員を務め、1990年10月に書記長、2000年10月から2002年11月まで委員長。さらに1992年8月から8年間、全造船機械労組本部(東京都千代田区三崎町)の副委員長。その間、1977年11月に当時90歳の荒畑寒村氏と懇談、1981年9月函館市での荒畑寒村回顧展開催に参加。1992年8月に函館市でロシア8月革命一周年記念写真展「ロシア、東欧 変革中の風景」を開催。ロシア、ヨーロッパ、中国等を度々訪れ、特にモスクワとサンクトペテルブルグをソ連時代を含め四度訪問している。2004年9月函館どつく函館造船所を退職。北海道亀田郡七飯町大中山に在住
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