宝島社文庫<br> 僕はお父さんを訴えます

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宝島社文庫
僕はお父さんを訴えます

  • 友井 羊【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800208118
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」から実父に疑念を持った光一は、司法浪人の友人に教わり、実父を民事裁判で訴えることを決意する。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引きずり出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる。

著者等紹介

友井羊[トモイヒツジ]
1981年、群馬県生まれ。國學院大學文学部卒業後、フリーター、ニートなどを経て『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2012年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優花 🍯モグモグ

96
これは始めから重い話でした。そして終始、やるせない気持ちで張り裂けそうでした。光一の気持ちも分からなくはないが……………。読み終わっても胸が痛む話なのにページを捲る手は止まりませんでした。2017/05/25

にいにい

83
初友井羊さん。友井さんのデビュー作なんだ。中学一年生が訴訟を起こすという斬新な設定。裁判の仕組みが興味深い。ミステリーの内容は、途中で結末が想定できるし、虐待絡みで重い内容。周りの協力者は、個性的で感じいい。敦の夢はかなっても良かったかな。主人公の思考の変遷を全て納得出来ないことと、サラッと読めすぎるところが今後の作品で更に良くなることに期待して、次の友井さんの作品を読もう。裁判がわかりやすい一冊。次回作につながる期待の一冊。2014/11/26

なな

65
友井さんの作品は好みのものが多いですが、犬好きだからこそ今まで手が出ませんでした。やはり気になり読み始めましたが、リクが残酷すぎて何度か手が止まりました。光一も苦しかったと思いますが、やはり許されることではなく共感もできませんでした。しかし読んだことに後悔はありません。読了後はしばらく放心するほど衝撃的でした。2019/07/14

あも

61
なかなかのインパクトで興味をそそるタイトルに惹かれた。タイトル通り、中学生の少年である光一が愛犬を殺した容疑で実の父親を訴えるというストーリー。裁判が重要な柱になっているため、訴えてやる!と息巻くのではなく、きっちり訴えの提起からの流れを光一が学び実行していく姿が描かれるため、裁判マニュアル本としても読めるかも。もちろん、ただの愛犬殺しだけに留まるのではなく、このミスらしい真相も隠されているのだが、個人的にはそんなことするか?そんなことするんじゃねーよ!の両面で嫌な真実だった。犬好きは読んではいけません。2013/04/09

ミーママ

59
図書館の本📚 友井さんのデビュー作品! 凄すぎる❗まさかこんな展開だとは思わなかった。 義母が良い人で良かった。そして友達にも恵まれた。 重い作品だったのがずっと忘れられないと思う❗ 2021-30 2021/02/21

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