宝島社新書
なぜ日本人サイドバックが欧州で重宝されるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800207975
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

内容説明

中田英寿や中村俊輔など、1990‐2000年代は中盤の選手が海外で活躍していた日本。しかしその状況がいま、大きく変わろうとしている。強豪インテルでレギュラーを張る長友佑都、古豪シャルケで躍動する内田篤人…。現代サッカーで最も重要なポジションであるサイドバックに、日本人選手の起用が目立つようになってきた。「なぜいま日本人サイドバックが欧州で評価されているのか?」―。ロンドン五輪でも活躍した徳永悠平による戦術的な分析から、海外移籍のパイオニア・奥寺康彦の証言、そして日本人選手のドイツ移籍に関わってきた代理人、トーマス・クロートへの取材を通して浮かび上がらせる。

目次

第1章 欧州代理人から見た日本人サイドバックの“いま”(日本人ブランドを作り上げた男;“ウッシー”がドイツで活躍する理由 ほか)
第2章 ロンドン五輪代表選手が語る日本人サイドバックの“いま”(ロンドン五輪4強の立役者;サイドバックとしての出発点 ほか)
第3章 海外移籍のパイオニアが語る日本人サイドバックの“いま”(日本人プロ第一号;世界的名将に選ばれて ほか)
第4章 世界一流と比較する日本人サイドバックの現在地(「攻10:守0」でサイドを制圧するブラジル人SB;攻撃を受けて立つイタリア人SB ほか)

著者等紹介

北健一郎[キタケンイチロウ]
1982年7月6日生まれ。放送作家事務所を経て、サッカー専門誌の編集記者に。サッカー、フットサルジャンルを中心に活動し、2009年3月よりフリーランスとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた2.0

15
内田選手や長友選手が欧州で通用するのはなぜか?長谷部選手や細貝選手が本職と異なるサイドバックで起用されるのはなぜか?技術力の高いブラジル人選手ではなく日本人選手が重宝されるのはなぜか?といったところをわかりやすく述べている。著者のイチ押しは徳永選手のようだ。スペースがあるからってサイド一辺倒のサッカーは好きではないが、サイドを駆け上がってクロス、中に切れ込んでシュートだけでなく、司令塔としての役割など新たな視点を提示している。2013/12/09

出世八五郎

12
初版2013年なのでサッカーの最新情報ではない。現在何人の日本人SBプレイヤーが海外にいるのかは分からないが、現代戦術が中身をガチガチにコンパクトにしているから、ロベカルなどブラジル人SBの攻撃10:守備0のSBが重宝されているとある。本書において、日本人の良さはバランスを考え、上がる下がるを意識する点にある。SBにもフィリップ・ラームのような司令塔タイプがある。内田がそれに近かった。奥寺さんの記述が興味深かった。あ~そういえば徳永とかいたなと思い出させる選手に割くページ数も多い。2018/07/23

Carlos

5
さらっと読める。良い選手にどんどん出てきて欲しい。2014/11/16

いざなぎのみこと

4
2013年の頃、日本サッカー選手の海外移籍が流行り始めた時代に書かれた一冊。長友や内田、W酒井など、日本のサイドバックがなぜ海外から重宝されているのかを選手のインタビューなども交えて分析されています。日本人の生真面目さ、規律を重んじる性格などが好まれそうで、素直に納得しました。レジェンド、奥寺氏にもインタビューされていて、今でいうポリバレントな選手だから成功されたとの事。サイドバックの経験が無くてもまずはやってみる、そういう精神か大事なんですねー。これからの日本サッカーを担う若い世代に読んでほしい一冊。2021/12/27

そぅ~

2
サッカーの中でもサイドバックに焦点を当てた本。良いサイドバックとは?ということが理解できる。本の中では特に奥寺さんについての項目がおもしろかった。やはり日本人はサイドバックに向いている。そう思った。2014/02/11

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