西武と巨人のドラフト10年戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800207609
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

敵の裏をかく情報操作、親族の抱きこみ、選手に渡される白紙の小切手…江川卓「空白の1日」、松沼兄弟・郭泰源「争奪戦」、そして運命の「KKドラフト」―当時の西武球団代表と記者が明かす舞台裏。

目次

坂井保之の江川「空白の1日」(「空白の1日」巨人の愚行;大事件・始まりの一言 ほか)
永谷脩の江川「空白の1日」(不安を感じさせる「江川の父」;船田事務所の思惑 ほか)
坂井保之の松沼兄弟、郭、江夏「西武の逆襲」(松沼兄弟の争奪戦;郭泰源獲得合戦 ほか)
永谷脩の松沼兄弟、郭、江夏「西武の逆襲」(飼い殺しと呼ばれるトレード;江夏豊との出会い ほか)
坂井保之の桑田・清原「KKドラフト」(気になる巨人の動向;KKを巡るスカウト会議 ほか)
永谷脩の桑田・清原「KKドラフト」(根本陸夫の言葉;西武と巨人のフロント構造 ほか)

著者等紹介

坂井保之[サカイヤスユキ]
1933(昭和8)年生まれ。山口県出身。プロ野球経営評論家。早稲田大学中退後、外資系企業に勤務。70年にロッテオリオンズ入社。72年に退団後、太平洋クラブライオンズの球団社長兼代表に。クラウン身売り後、79年に西武ライオンズの球団代表となる。90年、福岡ダイエーホークスの球団代表となり、94年、プロ野球経営評論家に

永谷脩[ナガタニオサム]
1946(昭和21)年生まれ。東京都出身。スポーツライター。青山学院大学卒業後、『週刊少年サンデー』の編集部勤務を経て独立。漫画家の水島新司とともに、月刊『一球入魂』の創刊に携わる。77年、編集者兼スポーツライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヤエガシ

5
江川さん、郭泰源さん、松沼兄弟、KKコンビあたりのドラフト指名をめぐる、西武ライオンズと読売巨人軍の暗闘の半端無い感じにシビレました。タイムマシンができたら、この時代に戻って、球団代表という仕事をやってみたいです。2014/05/15

ミリオン座

5
世間が一番野球に注目していた時代の話。今みたいに巨人戦すら中継されない日が来ようなんて想像できませんでした。知りたかったあの話、この話の裏側が赤裸々に語られています。面白かった。2014/02/08

mushoku2006

5
タイトル通りのノンフィクションですが、これは面白かったです。 実際の当時者である坂井さんと、全然知りませんでしたが、江川父子や江夏にがっちりと食い込んでいた永谷さんが、当時のことを語っているんですから、知らなかったエピソードがばんばん出てきますし、説得力が段違いです。 しかし、今更ながら、プロ野球の金の卵を巡るどろどろは、凄まじいの一言。 むしろ、普通にある程度クリーンにやってた方が、イメージなども含めて、トータルの収支は良くなったんじゃないか?と思うけど、それは後知恵なんでしょうね。2013/09/29

shellgai

5
元西武球団社長だけに、語られている当時の状況が生々しい。江川、桑田清原だけでなく、西武黄金期を支えた郭泰源や松沼兄弟をめぐっても巨人と獲得争いがあったとは知らなかった。今はドラフト周りも厳しくなったので白紙の小切手渡したり、札束積んだり、親戚を囲い込んだりとかはできないでしょうが、昔は裏ですごいことをしてたんだなあとつくづく感じました。2013/09/11

fwhd8325

5
これまでも、折々に流れていた裏側だけど、こうして読んでいると、西武の堤さんの執念のすごさを感じる。江川から始まった巨人の凋落は、ある意味で、今も続いているように感じる。 西武も、この時に強くなるために犠牲になったたくさんの選手がいることも知らなければならない。プロ野球といえどビジネス。2013/07/22

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