内容説明
ピアニストを目指す遥、16歳。火事で祖父と従姉妹を失い、自らも全身火傷のリハビリ生活。逆境に負けず、コンクール優勝を目指す彼女が悪意と莫大な遺産に翻弄される。第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、2010年1月にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
26
原作も映像も触れずに、本作が初めて。仲良しの登場人物が2人。そして火事が起こる。その時点で物語の仕掛けが頭をよぎる。2転3転の仕掛けを期待するが、わりと予測通りの展開に少しもの足りなさを感じる。それでも、音楽・人のふれあい・勇気・心の葛藤など飽きさせない展開はさすが。2014/05/25
MOKIZAN
12
小説は読んでません。中山さんの作風に描写は準じている、と思えたので原作は読まず、これで良しとします。2016/06/01
aisu
12
原作未読。あ、こういう話だったのね〜。それで「さよならドビュッシー」なのか〜。ドビュッシー聞きたくなりました。2016/04/07
十六夜(いざよい)
8
こちらも原作と一緒に一気に読了。絵がある分、事件の展開はかなり読みやすくなっていると感じました。細かな部分が端折られていたのが残念ですが、主軸の部分はそのままだったので十分楽しめました。2014/02/03
森本コスオ
6
原作未読。小説の方を読みたかったけど、漫画があったので。最初の印象とは違うお話だったけど、ピアノに果敢に挑戦する主人公、それを支えるピアノ講師の姿が素敵だった。とくにピアノ講師でピアニストの岬先生はかっこよかったw相続問題や殺人容疑など身の回りにあった問題が解決される時、切なさを感じましたが、最後はタイトルと合わさってピリッと終わった感じがしました。岬先生、もっと読みたいなw原作もまた改めて読みたいです。2013/11/02