内容説明
99%の中国人は日本人を知らない。反日の中国全土に足を運び、日本と日本人について語ってきた著者が描く、日本人を畏怖し憧れる中国人のリアルな日本観とは何か。
目次
第1章 かくも知られざる日本
第2章 戦争ドラマの日本、インターネットの日本
第3章 日本人と中国人の「民度」
第4章 ウェブ旅行記で読む中国人が驚嘆する日本
第5章 反日を読み解く
第6章 市民社会と草の根交流
著者等紹介
麻生晴一郎[アソウセイイチロウ]
1966年生まれ。東京大学国文科在学中、中国ハルビン市において行商人用の格安宿でアルバイト生活を体験、農村出身の出稼ぎ労働者との交流を深める。以来、90年代の大半を中国、タイや東京の中国人社会の中で過ごす。その後、テレビディレクターを経て、現在はルポライターとして草の根からの市民社会形成など、中国動向の最前線を伝えている。また、中国などとの市民交流を進めるNPO「AsiaCommons亜洲市民之道」を運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
3
よくある「中国人は結構日本の事を評価している」本であるが、「日本のことを知らない中国人は本当に知らない(日本人が漢字書いた!)」とか中国の農村の様子(日本についての勉強会開いたり、それが妨害されたり)は珍しい。反日を通じて日本を知ったり、(これまで日本側が直接接触しなかった)市民運動が反日感情を高める可能性の指摘も興味深い。2012/12/18
Kiyoshi Ohshima
1
店で見る中国人は旅行中のハレモードなので純粋に楽しそうに見えますが、日本人をみる目線はけっこう冷静みたいです。日本人の公共マナーの良さにすごく興味があるようです。2015/10/10
トリニト
0
まだまだ個人レベルの交流が足りないのだなと痛感。中国人の反日デモはまさに無知によるところが大きい。事実を知らないどころか、日本自体が大半の中国人にとっては知られていないのだというのには驚く。2013/09/12
しんたろう
0
当局の偏った報道の影響が大きい部分、庶民はそれ程バカじゃない部分と様々な面が語られている。2013/06/30
わかめ
0
中国人のことを、もっとちゃんと知らねばと改めて思いました。2013/03/26