内容説明
「要するに」「やばい」「ウケる」―本書には、そんな「イケてる言葉のようでイケてない言葉」を収録。さらに、その言葉を使う人の「貧しすぎる理由」まで軽妙かつ痛快に分析します!カンヌ国際広告祭PR部門銀賞、TCC審査委員長賞(2012年)など、数々の有名な賞を受賞したコピーライターの初の著書。
目次
第1章 伝わる言葉こそ正しい日本語
第2章 貧しすぎる日常会話(甘い;いじめ;異常気象;意味わかんない;いや、 ほか)
第3章 お粗末すぎる日本語((30)
○○力
愛され
遺憾
維新 ほか)
著者等紹介
タカハシマコト[タカハシマコト]
1975年東京都生まれ。コピーライター。博報堂エンゲージメントクリエイティブ局所属。一橋大学社会学部卒業後、同社入社。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。TCC審査委員長賞(2012年)、毎日広告賞2011部門賞、クリオ賞ショートリスト(2012年)、ACC賞ラジオ部門銀賞(2012年)など受賞多数。自ら立ち上げた東北興復応援プロジェクト「ハナサケニッポン」のコピーでカンヌ国際広告祭PR部門銀賞とSpikes Asia広告祭2011銅賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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くまごろー
3
『文法として正しいかどうかではなく、言葉というツールの目的に立ち戻って伝わるかどうかという視点』がこの本におけるお粗末の定義だそうです。タイトル読んだだけでそこまで伝わらなかったので、これはお粗末な本ということでいいですか?少なくとも私が望む内容ではなかったので『遺憾です』。ちょくちょく『〜なのですが。』で文章を締めくくられていて、そのたび消化できなくてとても気持ち悪いです。2013/05/09
hk
1
「あの女、ヤバい」 「田中はカミ」 「みんなが言っている」 「拡散希望」 といった汎用性は高いが「お粗末」なフレーズを羅列列挙した一冊。 使い勝手の良さにひかれ安直な単語を濫用していると心の機微を伝える語彙を喪失してしまう。 だから常に自分の中で言葉の翻訳作業を怠らないことが必要だ。 「ヤバい」⇒目の正月、天佑、僥倖 「カミ」⇒便利屋、卓抜者 「みんな」⇒私の妄想、取り巻き、1割以上 「拡散希望」⇒これは宣伝工作です といった具合に貧相な表現を見つけたら自分で翻訳して本質を見失わないようにしたい。2015/11/14
Aki
1
けっこうみんなが疑いもなく使っている日本語、実はお粗末である…っていう例がいっぱいあって面白かった。例えば、日本人の精神をあらわすために「サムライ・ジャパン」とか言うけど、サムライは日本の人口のごく一部なので本来は「百姓ジャパン」とかいうのが正しいのではないか、とか。ちなみに「侍ジャパン」と言えば野球の日本代表のことになっちゃったけど、本当はフィールドホッケーチームが先に「さむらいジャパン」と言い始めたんだって。パクリじゃん。 若いスポーツ選手が活躍し始めたら、マスコミが「○○王子」とかすぐ騒ぐ。安直な!2013/04/02
近衞孝親
1
近年のよく聞かれる言葉について、コピーライターがその使用に疑問を呈した本。2013/01/24
おさと
1
へー。ほー。面白かった。「コミュニケーションは相手への思いやり」なるほど。2012/12/11
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