内容説明
ロシアのウクライナ侵略によって、第二次世界大戦後、世界は最も危険な状況に陥っている。いまウクライナで起きていることは、すでに世界中に大きな影響を与えており、日本にとっても他人事ではない。本書は侵略戦争の行方はもちろん、それが世界全体にもたらす衝撃について、米国とNATO、安全保障、経済制裁、エネルギー情勢、食料問題、国際犯罪、核問題、そして日本と中国、台湾有事に至るまでさまざまな角度から解説。重大な岐路に立つ世界情勢に日本はどう向き合い、どう対応していくか。各分野を代表するスペシャリスト11人が徹底分析する!
目次
第1章 概観―ロシアによるウクライナ侵略がもたらす影響
第2章 プーチン大統領の戦略―それでもロシアは軍事大国であり続ける
第3章 戦局の展開と戦場における「相互作用」
第4章 ウクライナの戦争指導―頑強なる抵抗を支えたもの
第5章 バイデン政権とウクライナ侵略―米国が直面するジレンマ
第6章 NATOはロシアの侵攻にどう対応したか
第7章 ウクライナ戦争に伴う経済制裁
第8章 ウクライナ危機で激変する国際エネルギー情勢
第9章 日本、中ロとの2正面対立の時代に―ウクライナ侵略で激変する構図
第10章 ウクライナ戦争と核問題
第11章 ウクライナ戦争と中ロ関係、中台関係
座談会 「ロシアのウクライナ軍事侵略と国際秩序」
著者等紹介
森本敏[モリモトサトシ]
防衛大学校卒業後、防衛省を経て1979年外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など安全保障の実務を担当。初代防衛大臣補佐官、第11代防衛大臣(民間人初)、防衛大臣政策参与を歴任。2000年より拓殖大学に所属し、同大学の総長を経て、同大学顧問・同大学名誉教授
秋田浩之[アキタヒロユキ]
日本経済新聞本社コメンテーター。1987年入社。流通経済部、政治部、北京支局、ワシントン支局などを経て、2009年9月から、外交・安全保障担当の編集委員兼論説委員。2016年10~12月、英フィナンシャル・タイムズに出向し、「Leader Writing Team」で社説を担当した。2017年2月より現職。外交・安保分野を中心に、定期コメンタリーを執筆する。2018年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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