内容説明
2005年に優勝して以来、7年間も優勝から遠ざかっている阪神タイガース。今季は真弓明信から和田豊に監督が代わり、戦力も充実して大いに期待されたが、借金20を抱えて5位に終わった。高年俸に見合った働きをしない選手、選手任せの野球で采配力に欠ける首脳陣、負けていても観客は集まるせいで慢心しているフロント…。近年の阪神は、過去に17年間続いた“暗黒時代”に逆戻りしたような状況だ。このような嘆かわしい状況の中、野球界きっての論客・野村克也が、なぜ阪神は勝てないのか、阪神が勝つためにはどうしたらいいのかを、かつて3年間阪神の指揮を執った経験を踏まえつつ大胆に語る。
目次
第1章 なぜ阪神は勝てないのか
第2章 巨人、中日との根本的な相違点
第3章 星野仙一、岡田彰布、真弓明信、和田豊の采配分析
第4章 なぜ阪神は正捕手が育たないのか
第5章 ベテランの活かし方
第6章 若手には3度のチャンスを―阪神の注目すべき若手選手たち
第7章 阪神タイガースへの提言
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年に京都府立峰山高校を卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)へテスト生として入団。3年目に正捕手に定着し、本塁打王のタイトルを獲得。65年に戦後初の三冠王になったのをはじめ、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回など、タイトルを多数獲得。70年からは選手兼任監督となる。その後、「生涯一捕手」を宣言し、ロッテオリオンズ、西武ライオンズに移籍。80年に45歳で現役を引退。89年に野球殿堂入り。複数の球団の監督を歴任。現在多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
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