出版社内容情報
不遇の皇女と美貌の辺境伯が出会う時、歴史が動き出す。
帝国第一王女の侍女であるベルリュージュはある日突然「血塗れ辺境伯」アスタームからの求婚を受ける。その事で帝都を追われアスタームに頼って辺境伯領に逃げる事を余儀なくされたベルリュージュ。しかし色々追い詰められたその時、秘められた彼女の才能が爆発するのだった。後に「暗殺女帝」と呼ばれる事になるベルリュージュと「血塗れの狼」アスタームの恋愛劇を主体とした架空歴史物語。
【目次】
内容説明
帝国の第二皇女であるベルリュージュは、姉であり尊敬する第一皇女エリマーレの世話係としてひっそりと暮らしていた。が、そんなある日の夜会で事件が起こる。バイヤメン辺境伯の令息アスタームが、皇女に告白をしたのだった。女帝候補のエリマーレ…でなく、隅に控えていたベルリュージュに―!困惑するベルリュージュだったが、プライドを傷つけられたと怒るエリマーレを見て慌ててアスタームとともに帝都から逃げ出す。それから数か月。領民に愛され穏やかに暮らしていたベルリュージュたちのもとに、エリマーレ率いる軍がバイヤメン領地に侵攻するという情報が飛び込んできて…!?「私が君を護る。君は望む道を行けば良い」アスタームがベルリュージュを女帝に推すなか、姉を慕う彼女が下した決断は―!冷遇され続けたベルリュージュの運命が今、動き出す!