出版社内容情報
これは、境界の治安を守る警察官達の奮闘の記録である―!
ある日、I県とC県の県境に異世界の大陸が地震と共に出現した。ゴブリンは畑を荒らし、ドラゴンは空を飛び、異種族が不法入国してくるわの大騒ぎでI県警は大パニック。そんなこんなで県警だけでは対処しきれないと、政府が対応に乗り出した。種族雇用均等法。正規の移民手続きを経て戸籍を獲得した者は種族問わず日本国で仕事ができる。それは、警察官も例外ではなく、異種族相手に少ない人員で対応できないと、I県警は種族にかかわらず警察職員の採用を開始。今日も異世界との境にある境島警察署の警察官達は、不法就労の異世界人達を強制送還し、自称勇者や騎士を職質するのだった!
【目次】
内容説明
数十年前、日本国のI県とC県との境に突如として『異世界』が現れた。王族が政治を行い、甲冑を纏った騎士が闊歩し、獣人族やリザード族、エルフ族などの多種族が共に生きるガーランド王国は、日本の〈特別区〉として組み込まれることとなった。ガーランド王国の王子として生まれたユリウスは幼き頃に助けられた憧れから日本の警察官へと新任する―!これは、異世界こと〈特別区〉と、I県の境の治安を守る、警察官達の熱き戦いの記録である!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめまこと
3
異世界と現代日本が混ざる作品は数多く、現代日本のシステム適応を描いた作品も数多いが、警察現場というシステム適応と人間交流の中間を描いた作品はそうそうない そもそも利根川に異世界を浮かべる発想がまずおもろいが、茨城県西地域の持つある種イデアルな「田舎」の空気がこの作品の人間交流を担保する(その辺は既存の交流を主眼とする異世界交流ものにかなり近い)一方で、題材に極めてシステマチックな警察を配置することで、このユニークなコンセプトが達成されていると言える 今まで読んできた茨城ラノベの中で↓2025/09/18




