出版社内容情報
え、わたしが聖女なんですか!?
精霊の加護を受け、エルバート王国に繁栄をもたらすと言われる聖女。だが今や、聖女ですら精霊を信じてはいない。
シルフィアは、本来の聖女マリリアンヌが遊び歩くあいだ神殿を守る役目を押しつけられる。ただいるだけの“お飾り”と言われながらも真面目に聖女代理としての責務を果たしていた彼女にある日、夢の中で精霊たちの声が聞こえてきて……!?
内容説明
精霊の加護を受け、エルバート王国に繁栄をもたらすと言われる聖女。だが今や、聖女ですら精霊を信じてはいない。シルフィアは、本来の聖女マリリアンヌが遊び歩くあいだ神殿を守る役目を押しつけられる。ただいるだけの“お飾り”と言われながらも真面目に聖女代理としての責務を果たしていた彼女にある日、夢の中で精霊たちの声が聞こえてきて…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
12
精霊の加護を受けた聖女の祈りで繁栄してきた国で、本来の聖女マリリアンヌの火遊びの間、神殿を守る役目を押し付けられたお飾り聖女シルフィア。真面目に聖女の務めを果たしてきたある日、夢の中で精霊たちの声が聞こえてきて…という大逆転ラブファンタジー。お人好しで真面目なシルフィアとずっと支えてきた第二王子リュートの関係性のじれったさよ。彼女の力もあって顕現した精霊たちのコミカルでありながら締めるところは…というのも興味深い。彼女の大伯母の名誉回復とともに、大いなる赦しの先に皆が幸せを掴むラストは心が和むものだった。2023/05/12
asaasa
1
★★★☆☆2023/06/30
菊地
0
お飾り聖女が名誉を得ていって、先祖の汚名を晴らしていくまで予定調和で刺さるところは少ない。 ただ、最後に「聖女」「精霊」に頼りきりにならない選択をするところはちょっと良かったです。2023/05/20