内容説明
Case.3・恩讐の彼方に―2116年に起きた東南アジア連合・SEAUnでの事件後、狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。南アジアの小国で、狡噛は武装ゲリラに襲われている難民を乗せたバスを救う。その中には、テンジンと名乗るひとりの少女がいた。かたき討ちのために戦い方を学びたいと狡噛に懇願するテンジン。出口のない世界の縁辺で、復讐を望む少女と復讐を終えた男が見届ける、この世界の様相とは…。
著者等紹介
吉上亮[ヨシガミリョウ]
小説家、脚本家。『パンツァークラウンフェイセズ』(ハヤカワ文庫JA)でデビュー
茗荷屋甚六[ミョウガヤジンロク]
作家、シナリオライター。「木村航」のペンネームで『秘神大作戦 歌う虚』(ファミ通文庫)でデビュー。茗荷屋名義でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にぃと
8
上巻が2話収録なのに対し、こっちは1話。主人公が絞噛さんなこともあってか、全体的に気合いが入っているような気がする。本作についてはコミカライズ版も読んだけど、ノベライズだとガルシアの描写も結構あり、心情的な部分もわかりやすい気がする。劇場版とアニメ3期との間を繋ぐ作品としてもわかりやすく、どんどん引き込まれてしまった。2023/05/04
niz001
7
SS3ノベライズ。本編アニメの補完に良い。咬噛の『心を寄せるひと』か。2019/12/23
keisuke
5
ここにも書かれてない設定とかきっとあるんだろう。2020/02/03
まつがん
3
異国情緒溢れる日常描写や狡噛のモノローグなど、この短編に通底する雰囲気が全体的によく、非常に楽しめた。もはや吉上はPSYCHO-PASSになくてはならない作家だと個人的には考えている。2020/01/09
みぃ☆
2
映画はもちろん観ていたけど改めて小説版を読んでまた観たくなりました。2020/11/19