内容説明
エル・ファシル独立政府と合流したヤン・ウェンリーは、再奪取したイゼルローン要塞を軍事的拠点とすることに成功した。自由惑星同盟に城下の盟を誓わせ、宇宙の過半を手に入れたラインハルト・フォン・ローエングラムは、銀河の最後の一片をも手中に収めるべく、銀河帝国軍の総力を結集してこれを討たんとする。“不敗の魔術師”ヤンと“常勝の天才”ラインハルト。イゼルローン回廊を舞台に、いま新たな戦いが幕を開ける―。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日生まれ、熊本県出身。1978年に第3回幻影城新人賞を受賞しデビュー。以降、『創竜伝』や『アルスラーン戦記』、『マヴァール年代記』などで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
69
"戦略家は、多数をもって少数を撃つ、ことを思考の基本とするのに、戦術家はしばしば、少数をもって多数に勝つ、ことに快感をおぼえる” 戦略と戦術の違い、がよく出てくる。 この巻は面白い。 10巻シリーズの82021/10/13
なつりか
9
★★★★★ とても面白かった2021/11/17
中島直人
6
(図書館)読了。ヤンさん死んでしまった…2020/02/18
ekoeko
6
ヤンがテロによる暗殺で命を落とす。ミッターマイヤーがロイエンタールを~明敏さを封印して流れを深淵に落下させているのでは~と危惧し心配しているのと二人が最後になるとは知らずに握手して別れる飲み会が印象的。「人は人にしたがうのであって理念や制度にしたがうのではない」というヤンの言葉が心に残った。2019/01/17
massn
3
衝撃の展開。2020/03/09