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工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
68
静岡の猿の妖怪・マシラと信州の霊犬・ハヤテのお話、第4弾。マシラのおかあさんの話が本格的に出てきたり…どんどんシリアスになるなあ。だけど…お互いを知らないまま疑ったり憎んだり恐れたりしているうちは分かり合えないけど…人間と猿がひとつの場所で顔をあわせる展開になって、今までとは少し変わるのかな…。ただ、猿側は人間をさらって子どもを作らないと子孫が残せないという部分で人間のことが必要だけど、人間側はどうだろう。そこでなにかお互い必要だと思えるなにかがあれば…。2017/05/25
辺辺
28
積本崩し。表紙がほのぼのなのに、結構シリアスな内容だな。独りの親として言わせてもらうとわが子を慈しまない親は親じゃない。ましてや、子にはなんの罪もないのに、マシラにとって酷い仕打ちだと思う。マシラが己が生きてていいのだと悟る回。そして、感動的な疾風との和解。ひとまず、瀕死な状態から回復できて良かった良かった。キャラ全員村に揃った処で人間と獲猿の仲も少しは良くなってくれるといいな。すんなりと行けるかな?サトリは良い役割してるな。2018/01/05
しましまこ
23
モフさ倍増? 霊犬がもう1頭! 融通きかん黒バカワンコ。疾風スゴイ!!2017/05/21
ふかborn
20
表紙が春夏秋冬で一巡りしましたね、次は春の絵柄なのでしょうか。マシラと村人の両方の気持ちを丁寧に描いているのに、何だかモヤッと感が晴れないのは、人間である村人に感情移入が出来ないからか。マシラの一族が可愛らしい見た目で化け物からほど遠い(じい様が本領発揮して化け物姿になったのは置いといて)ので、何故そこまで嫌悪するのかが理解出来ないからかも。いや~しかし、物語が煮詰まってきたな~と思ったら新しいお犬様ですか。可愛いですなぁ、滋賀ワンコ!少ししか出てこなかったので次巻で疾風様との絡みに期待しています。2017/06/27
あまね
18
ヒトとカクエン、マシラとハヤテの間の深い溝。新たな霊犬が現れたことで、妖しを祓うものハヤテと祓われる妖怪のマシラの関係がよりシビアに描かれる。それでもハヤテはマシラを救おうとしているのか…。マシラの母親とも因縁がありそうだが。憎しみの連鎖がどこかで断ち切れることを願いつつ、次を待つ。2017/05/23