1 ~ 1件/全1件
- 評価
あわいの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
100
静謐な世界、詩的に紡がれる絵本のような奇麗な世界。外と内が断絶される世界のあわいで、交わらぬはずのふたりの暮らしは慈しみと刹那が背中合わせにあります。登場する者が増えれば増えるほど謎は深まり、それぞれの言葉にさらに翻弄される…触れてはならぬ者が何故シーヴァを求めるのか、その者が発する言葉の意味とは。呪われること、外の者になってしまうこと、何よりもそれを恐れるせんせの苦悩が辛く、その先もそれは続くのであろうかと読み手は不安に包まれ、ふいに訪れた再会の者に新たな不穏を投じるのです。続きまたもや待ち遠しい。2016/09/13
英知@マンガ専用
63
これは絵本。これは童話。これは詩集。帯も素敵。外の者に触られたシーヴァ。でもシーヴァに呪いの兆候は出ず、先生は呪いについても何も知らない。外の者はシーヴァのことを魂、先生のことを黒の子と呼ぶけど、一体何のことなのか謎が深まるばかりです。そして、その魂をおかあさんに返せとそればかり。うーん。。。私から見たら、先生も外の者っていう認識だったから余計分からなくなりました。そして、人間側である内つ国は、シーヴァのことを外つ国(とつくに)の者として捉えてる。シーヴァを連れ戻しに来たおばさん。その真意気になりますね。2017/08/07
澤水月
53
謎が謎を呼ぶ、黒い生き物?(子?!)がたくさん登場。ダークな夢の中にたゆたうよう、心地よいがまた次巻へのヒキが! エドワードゴーリーや昔の魔夜峰央、高橋葉介的な偏執狂的真っ黒ベタの世界は今巻まで? とにかく黒の美しさ、森の不穏さを味わえた。呪いの正体とは…2016/10/06
檜村
22
どことなく伏線も散りばめられてきた感じがする。外国と内国の壁は何なのか?そして、シーヴァは呪いを解くことができるのか?次巻へ!2018/03/19
うめ
19
白と黒、光と闇。物語と、相まって、効果的な演出になっている。やっぱり漫画感が薄い。絵本みたい。2018/10/18