内容説明
産業革命の波が押し寄せ、近代へと移り変わった時代。不死の怪物“カバネ”に世界は覆い尽くされ、極東の島国“日ノ本”は、各地に築いた“駅”と呼ばれる砦に閉じ篭もり、装甲蒸気機関車“駿城”で行き来することで生き延びを図っていた。製鉄や蒸気機関の生産をなりわいとする“顕金駅”。蒸気鍛冶の少年“生駒”は、カバネを倒すために独自の武器“ツラヌキ筒”を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望む。そんなある日、前線をくぐり抜け駿城“甲鉄城”が到着し、生駒が不思議な少女“無名”と出会った夜。乗務員すべてがカバネと化した駿城が顕金駅に突入し、駅はカバネの大群にのみこまれる…。―今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!TVアニメ制作スタッフによる公式ノベライズ。
著者等紹介
三輪清宗[ミワキヨムネ]
TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』仮想世界調整者。作家、脚本家、ゲームデザイナーとしても活躍。仮想世界における物理現象、文化、技術、言語などの考証や設定を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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