内容説明
「小説家になろう」発の異色グルメ作品を書籍化。舞台は異世界の、“夏”―酒場『レイ』…そこは、世界で唯一冷えた酒を出す店である。すべての物語は、この一軒の店により幕を開ける…。書き下ろしストーリー「幼姫に供す氷菓」を収録!
著者等紹介
普通のフリーター[フツウノフリーター]
1985年の静岡生まれ。『転生冷術士の酒場経営』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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3
☆6 【冷やしエールはじめました】元貴族の主人公が冷気を操って酒場を経営する異世界モノ。転生即最強がはびこっているなろうでバトルモノの次に多い印象があるグルメモノ。酒の肴に語られる登場人物のストーリーがメインなのも御多分にもれず。酒場でかき氷はちょっと新しいが酒は進まんなあ。お酒を知ってしまったポンコツ姫騎士がかわいい。季節は夏ということで主人公の能力が存分に発揮されているが、秋、冬と季節が巡ったときにどういう話を書いてくれるのかは気になる。【お気に入りキャラ:エーディリト】2016/11/25
けび
3
普通に面白かった。たまたま冷気を操る魔法を使えるようになった主人公が、酒場を経営していろんなお客がくる話。お客さんのエピソードがメインで店主と料理はお話を展開するための小道具な感じか。主人公は一応転生者ですが、酒場を営む動機と冷たい料理をさくさく作れる理由づけに使っているくらいなのでほかのチート系に比べるとおとなしめです。むしろ主人公のがたいはいいけどやさしいという性格付けがいい感じ。あと少女騎士のかたわれがどんどん残念になっていくのもよい。2016/08/14
ゆう
2
転生者としての知識と、貴族としてはハズレ能力を振るって、酒場経営。転生者が、その知識と、チート能力でのしあがる、お約束展開。得た能力が生まれついた貴族階級にはハズレだったけど、でも能力値はやっぱりチートだし、本人の転生前の料理人としては当たりの力だし。過去の貴族地位も、そのうち絡んで来るのかな?2016/11/03