出版社内容情報
滝を登ろうとしては、途中で落ちてしまうイワナ。ガマは「登れっこないよ」と呆れつつも、イワナのひたむきさに憧れもしていた。そして、ある大嵐の日、ついにイワナは、滝を登っていってしまう。残されたガマがとった行動は?
内容説明
イワナは、ひたすら上をめざす。そしてガマは…。ひたむきな努力とあこがれ、その先にあるものは?
著者等紹介
最上一平[モガミイッペイ]
1957年、山形県生まれ。児童文学作家。『銀のうさぎ』で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』で日本児童文学者協会賞・新美南吉児童文学賞、絵本『たぬきの花よめ道中』(町田尚子・絵)で日本絵本賞受賞、同じく絵本『じぶんの木』(松成真理子・絵)でひろすけ童話賞、『じゅげむの夏』で産経児童出版文化賞JR賞・小学館児童出版文化賞を受賞など、受賞多数。そのほかにも読み物、絵本ともに作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
122
タイトルに興味を持ち、読みました。最上 一平、初読です。 本書は、予想外の展開、生命力に満ち溢れた絵本でした。 https://common.bunkei.co.jp/books/4565.html 2025/03/25
takaC
18
なかなか良い。日本のどこかなのかな?図書室のラベルは”ザキ”(ザ・キャビンカンパニーの先頭から2文字)でした。2025/04/29
かはほり
3
他人をうらやむのではなく自分が挑戦することが大切だということがよくわかる絵本。絵の色彩が素晴らしい!2025/04/16
リッカロッカ
2
ダイナミックでモダンだけど、どこか昔話風で、「ここは日本のどこかの清流」とはっきり連想させる画力がすごい。 滝を登るのことをあきらめないイワナ。そんなイワナに憧れて、自分の道で滝の上を目指すガマ。 圧巻の光景が!! 2匹が微笑む姿に、胸いっぱい幸福感で満たされた。 2025/05/18