内容説明
とつぜんめのまえにおおきくてたかいたかいかべがあらわれたらどうする?どうする?!
著者等紹介
サトシン[サトシン]
1962年、新潟県生まれ。広告制作プロダクション勤務、専業主夫、フリーのコピーライターを経て、絵本作家に。作家活動の傍ら、新しいコミュニケーション遊び「おてて絵本」を発案。普及活動に力を入れている。現在、大垣女子短期大学客員教授を務める。『うんこ!』(絵・西村敏雄 文溪堂)で、第1回リブロ絵本大賞、第20回けんぶち絵本の里びばからす賞、第3回MOE絵本屋さん大賞、第4回子どもの絵本大賞in九州、第5回書店員が選ぶ絵本大賞受賞
広瀬克也[ヒロセカツヤ]
1955年、東京都生まれ。セツ・モードセミナー研究科卒。絵本作家、グラフィックデザイナー、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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くぅ
32
2冊続けて人生とはこんなもんよの絵本。越えても越えても壁が現れ、前の壁を必死こいて越えたはずが次に目の当たりにする壁は更なる高さで途方に暮れる。まったくもう!と思うのは大人だけ?壁が現れるたび息子はイキイキと「今度はこうしてこうしてこ〜んなふうにあっちに行くよ!」と盛り上がる。そのままそのまま大きくなれよ!と思う母。目の前の壁を楽しめているうちは越えられない壁なんかないよ。どうしても無理なとき本の最後の壁のように助けてくれる人はたくさん。壁のない人生はつまらん。だからこそ楽しんで越えていけ。(4歳4ヶ月)2021/09/12
ヒラP@ehon.gohon
26
壁は工夫すれば越えていけるというのでしょうか。 人生は壁を越えて進んでいくというのでしょうか。 最後に大きな川に出たところで、ふと考えました。 このネコ、きっと川も渡っていくのでしょう。 でも、どこかでとどまっても、壁は越えなくても、それはそれで良しという生き方もあっていいのではないかとも考えました。 仲間を呼んで壁を倒したネコでしたが、仲間たちは一緒に川を越えようとはしていませんからね。 こんな生き方もあるのだということで、妙な説教を持ちこんではいけないですよね。 ちょっと大人読みしてしまいました。2022/03/28
わむう
19
皆んなで力を合わせれば、どんな壁だって乗り越えられる。2024/09/22
杏子
18
サトシンさんの楽しいお話、と思ったら、壁を乗り越えていく話でした。こんなふうに、みんなで協力して乗り越えていけたら、よいね。2021/08/28
Cinejazz
16
〝一匹の黒猫が登場する・・・突然、目の前に大きな壁が現れた! 高くて、とても登れない「どうしよう」 さあ、どうする、どうする?・・・梯子をかけて超えたとさ。 ずんずん進んでいくと、またまた大きな壁にぶつかった。またまた高くて登れない「またまた、どうしよう」 さあ、どうする、どうする・・・〟次々と高くなっていく壁の障害を、知恵と勇気で乗り越えていく、快傑黒ニャンコの挑戦! ・・・人生壁あり、河あり、落とし穴ありですぞ、大統領閣下?! 👓2024/04/06