内容説明
筑波大学附属小学校算数部・田中博史、国語部・桂聖。山口県出身の二人が故郷・山口で算数×国語の授業づくりを提案する「長州田中桂塾」の第2弾。子どもたちに「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」を促し、「全員参加」へ導くポイントを解説。「理解が遅れがちな子」を主役にして他の子の説明能力を高める。「間違い」を意図的・共感的に取り上げて、全員の理解を深める。「学び方を教える」という意識をもって苦手な子どものゴールを見届ける。…授業の導入、展開、発展で使えるノウハウが満載。明日からの授業にぜひお役立てください。
目次
第1章 「全員参加」授業の「10の原則」
第2章(桂聖の飛び込み授業 主題について話し合おう―教材「三つのお願い」(平成23年度版光村図書4年下) 2016年7月23日山口県周南市立徳山小学校5年生
田中博史の飛び込み授業 赤い棒の本数は何本?―2016年7月23日山口県周南市立徳山小学校3年生
シンポジウム 飛び込み授業を終えて―全員参加の授業をつくるには)
第3章(田中博史の実践講座―「全員参加」の授業をつくる;桂聖の実践講座 全員参加の国語授業づくり―国語的態度の育成(国語授業UDバージョン3))
第4章(座談会 全員参加の授業をつくる―現場の課題;「長州田中桂塾で学んだこと」)
著者等紹介
田中博史[タナカヒロシ]
1958年山口県生まれ。1982年山口大学教育学部卒業、その後山口県公立小学校教諭を経て1991年より筑波大学附属小学校教諭。筑波大学人間学群非常勤講師を兼任。全国算数授業研究会会長、日本数学教育学会出版部幹事、日本質的心理学会会員、放送大学大学院にて人間発達科学の分野で修士取得(学術)
桂聖[カツラサトシ]
1965年山口県生まれ。山口大学教育学部卒業、放送大学大学院文化科学研究科教育開発プログラム修了、修士(学術)。山口県公立小、山口大学教育学部附属山口小、広島大学附属小、東京学芸大学附属小金井小教諭を経て2006年より筑波大学附属小学校教諭。筑波大学非常勤講師兼任。日本授業UD学会理事長、全国国語授業研究会理事、低学年の「心」を開く研究会事務局、教師の“知恵”.net事務局、『子どもと創る「国語の授業」』編集委員、光村図書「小学校国語教科書」編集委員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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