内容説明
テクノロジーを、コミュニケーションとしての地位に確立しつつアート作品に反映させる。フランス・イルカムで作曲家及び研究員として活躍し、ヨーロッパ各地の大学で指導作品が世界中で高い評価を得ている著者が伝える新たなアートへの歴史と未来。
目次
1 序章
2 現代音楽から初期のエレクトロニック・ミュージックへの変遷
3 初期エレクトロニック・ミュージックの楽器と歴史
4 60年代以降の現代音楽
5 エレクトロニック・ミュージックからコンピューター・ミュージックへの変遷とその楽器
6 コンピューターミュージックについて
7 最近の動向―「インターフェースやセンサーによる作曲と演奏、そしてニューメディアによる拡張」
著者等紹介
後藤英[ゴトウスグル]
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界各地で活躍。フランス語、英語、ドイツ語、日本語の4カ国語を巧みにこなし、世界中を斬新で刺激的な作品で新たなテクノロジーと関連させて発表している。フランス、パリにあるポンピドゥー・センターのイルカムの招待作曲家、研究員、ボルドー芸術大学の准教授。主な賞歴は、ボストン・シンフォニー・オーケストラ・フェローシップ、タングルウッド音楽祭より、クーセヴィツキー賞、ワシントン州のマルゼナ国際作曲コンペティションにて第1位、ドイツにてベルリナー・コンポジション・アウフトラーゲ1994、パリのユネスコで行われた、IMC国際作曲家会議にて入選、フランス政府よりDICREAM、ドイツ、ベルリンのミュージック・シアター・ナウ・アワード2008にて受賞、フランス、バン・ニューメリック4、アンガン・デ・バン・デジタル・アート国際フェスティバルにて、「OFQJダンス・ニューテクノロジー賞」を受賞、2010年ブラジルのFileフェスティバルにてFILE PRIX LUXのElectronic Sonority Honor Award賞、2011年イタリアにてAction Sharing2の大賞を受賞、2013年KAO国際キネティック・アート・コンペティションにて第2位、同年オーストリアのアルスエレクトニカにてデジタル・ミュージック&サウンド・アートの栄誉賞を受賞などが挙げられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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