内容説明
体長7cmの黒クマが目の前に現れ…。挿絵を入れずタイポグラフィーで表現する、黒クマの12編の短編集。
著者等紹介
シキナツコ[シキナツコ]
本名、志岐奈津子。1966年東京生まれ。青山学院史学科卒業。作家活動をするとともに放送作家としてTBS、J‐WAVEなどでラジオ番組の構成、ラジオドラマの台本を担当。眞田造形研究所研究員
サナダタケヒコ[サナダタケヒコ]
本名、眞田岳彦。1962年東京生まれ。眞田造形研究所代表。衣服造形家としてアートとデザイン領域で活動
ヤソジマヒロアキ[ヤソジマヒロアキ]
本名、八十島博明。1962年東京生まれ。GRID代表。グラフィックデザイナーとして書籍・雑誌等を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どぶねずみ
26
目の前に突然小さな小さな「クマ」が現れたとしたら、どう感じるでしょうか? ビックリする? とりあえず話しかけてみる? 本当の正体が幽霊なのか、何かの妖精なのか、よくわからない小さな「クマ」に、大きさが7cmだから「ナナセンチ」と名前をつけた。突然現れたり、消えてしまったり、何とも言えぬ気まぐれさを感じるがとてもいとおしさも感じる。人間でもないのに理屈っぽく話すところも不思議で、まるでペットのようだ。 この日常が、いつまでもずっと続いて欲しい。私にも「ナナセンチ」が現れてくれないかな(笑)2022/04/24
マミカ
4
私の近くにも、ナナセンチのくまはいるのかな。 近くにいたら、私は何て声をかけてもらえるのだろう。 本の体裁に惹かれて手に取った。見た目も中身もほっこりした。2014/12/28
Sac
3
文字の羅列が面白い。コトバの楽しさを感じられた一冊。
Norimasa Saito
3
知り合いの放送作家の方から頂いた本です。絵本のような、SFのようなファンタジーです。「ぬ職人」「乾杯」は思わず笑って、ホッとした癒し感があります。本の体裁も素敵ですよ。2012/07/01
ふぉい
2
ほんわかしたり、どきっとしたり、くすっとしたり。読み終われば、ナナセンチのくまがほしくなります。2012/10/15




