出版社内容情報
欠けた白い角で生まれたせいで「弱い」と過剰に守られて育った鬼族のデイル。
一人前の鬼として戦いたい──その夢を叶えるべく、北の城砦に配属された彼を迎えたのは、
王太子にして騎士団長、赤黒い双角を持ち、美しく圧倒的な存在感を放つリランドだった。
努力を惜しまないデイルの健気さに、リランドの独占欲は膨らんでいく。
守りたい。でも見ているだけじゃ足りない。触れたい、抱きしめたい、全部欲しい--
「わたしはおまえを、可愛がりたくてしょうがないんだ」
庇護欲だだ漏れ王太子×戦いたいけなげな白い鬼の、もどかし激甘主従ラブ!
●人物紹介 デイル/生まれつき白い折れた角を持つ一般兵士。
健康なのに周囲から過保護に扱われ、戸惑いつつも、「皆と同じように鬼族として戦いたい」と奮闘する。
リランド/王太子で辺境伯で北部魔物討伐軍元帥で騎士団長。
端麗な容姿と強大な魔力を持つ二本角の鬼人。
デイルに一目惚れし、戦う意志を尊重しつつも、湧き上がる庇護欲に悶える日々。
【目次】