内容説明
初代竜王ホンロンワンは自分に命の糧「魂精」を与え、子供を孕んでくれる人間を探し続けていた。ついに魂精の欠乏で衰弱した時、ホンロンワンは一目で心惹かれる少年・龍成と出会う。そして竜という獣(ケモノ)だった彼は愛することを知り、子が産まれる喜びを感じ、家族となっていく―。竜族たちが人の心や知恵を学び、国を造り、守るべき民と出会う、エルマーン建国の物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まふぃん
13
初代リューセー。エルマーン王国の建国のお話。ここから物語が始まるのですね。2018/08/01
アネム
9
後半は泣けたぁ。このシリーズ、やっぱり好き!2018/07/23
cikorin06
8
ホンロンワンの潔さがかっこ良すぎて泣きました。 龍成の性格もあるのだろうが、生まれた永禄三年(1560年)という時代設定がそうさせるのか夫婦関係というよりも愛ある主従関係な感じが気になったけど、今作が今までで一番お気に入り。楽しかったので次作に期待。 2019/02/20
酔
5
気になっていた黎明期。そうか…こうやって失敗しながら築いてきたんだね~2017/09/15
マキシマ
5
面白かったです。BLなんだけど、時代小説とか大河ドラマを見たような読後感がありました。 竜王とリューセーの運命のはじまりという感じで、先に読んでいたシリーズの物語で描かれていた色々なことが、この初代の苦労の結果がこうなっていたのか・・・と思わされました。 泣き所は何か所かあり、読み応えがありました。 個人的には、シリーズの中で、この話が一番好きかもしれません2017/09/12