ディスカヴァー携書
スマホ時代の哲学―「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (増補改訂版新装版)

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  • サイズ B40判/ページ数 384p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799332290
  • NDC分類 104
  • Cコード C0030

目次

第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方
第2章 自分の頭で考えないための哲学―天才たちの問題解決を踏まえて考える力
第3章 常時接続で失われた〈孤独〉―スマホ時代の哲学
第4章 孤独と趣味のつくりかた―ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話
第5章 ハイテンションと多忙で退屈を忘れようとする社会
第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル

著者等紹介

谷川嘉浩[タニガワヨシヒロ]
1990年生まれ。の哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師。哲学者ではあるが、メディア論や社会学といった他分野の研究やデザインの実技教育に携わるだけでなく、企業との協働も度々行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tharaud

8
このペラペラの「スマホ時代」にモヤモヤを抱えたまま生きていくことを提唱する本。古今東西の人文学の言葉が散りばめられた自己啓発書。主張には概ね共感するのだが、たぶん構成や文体が馴染まないのだろう。後半は少し息切れしてしまった。やはり古典そのものを読む必要があると思った。2026/02/28

木麻黄

2
初見の時にぼんやり理解したままになっていたことが,妙に不全感として残っており,自然と再読を始めていました。今回は本書で言うところの寂しさの位置づけが明確になり,寂しさを避けるがために,人が気怠い酩酊(マルチタスク)を求めていることに腹落ちしました。ポストフォーディズムの中にいる我々の息苦しさと躁的な自己啓発や抑うつ的な倦怠への耽溺が,強く結びついているというのが基本的な構図だと言ってよいでしょう。孤立と孤独の中で自己対話が促され,多様な心象が生じる中でこそ,曖昧さを享受する豊かな生が生まれる気がしました。2026/03/01

木麻黄

2
読みやすいけれど,思索に誘う一つ一つのトピックが意外に深く,振り返ろうとしたときに殊の外苦労したので,著者の手引きが非常に優れていたことに気がつかされる。白黒をつけるのが哲学の在り様ではなく,問いを洗練させることで世界の解像度を上げるのが本領だとすれば,とても優秀な哲学ガイドだと思う。スマホが水や電気に迫る勢いで,私達のインフラになりつつあることを認めることから始めるならば,人生を無用に侵食されないように覚悟する必要がある,というと言い過ぎだろうか。孤立,孤独,寂しさを行き来しながら,今日も生きていく。2025/12/21

すも

1
スマホ時代を生きる私たちが、人生を豊かにすべくいかに過ごすか、示唆に富んだ一冊だった。スマホから発せられる他者の声、自分自身の中に住む他者との向き合い方を考えるきっかけになった。自己との対話のみで自分の信念に従う危うさからの回避方法として、自分自身の中に住む多様な他者とも対話しようとすることや、何かを作る、育てる趣味を通して孤独とうまく付き合おうとすることが、スマホ時代に求められる姿勢だと解釈した。哲学と聞くと小難しい話をされるイメージだが、本書は文体も優しく、気軽に哲学を味わえたという印象を抱いた。2026/03/26

聖徒

0
スマホとの向き合い方について、哲学の視点から考えて書かれた一冊。様々な本の引用があり固い内容なのかなと思いきや、マンガや映画を例として挙げて、分かりやすくイメージさせてくれた。克服よりも共生する方が今の時点では生きやすいのかなと思った。2026/03/28

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