内容説明
元マーケティング担当者が明かす、時代が変わっても、人を惹きつけ、成功し続ける秘密。
目次
第1章 スターバックスのマーケティング&ブランディングに学ぶ(ビジネスと正面から向き合う過程でブランドは生まれる。;マーケティングはすべての社員の仕事の一部である。 ほか)
第2章 スターバックスのサービスに学ぶ(注目に値することが注目される。;ニーズだけではなく、ウォンツを満たせ。 ほか)
第3章 スターバックスの人材育成に学ぶ(会社の「伝道者」を育てよ。;従業員エクスペリエンスが社員にも会社にも成長をもたらす。 ほか)
BONUS TRACK(すべてを正しく行え。利益は結果的についてくる。;世界を変える志を持て。)
著者等紹介
ムーア,ジョン[ムーア,ジョン] [Moore,John]
スターバックスで8年間、マーケティングプログラムの作成と実行に携わる。その後、大手スーパーマーケットのホールフーズマーケットのマーケティングを経て、現在はコンサルタント会社を主宰。小さい会社の心意気と活動をもって、より大きな成長を遂げてもらうべく企業のサポートを行っている。企業や大学などでの講演多数。人気マーケティングブログ「Brand Autopsy」も運営している
花塚恵[ハナツカメグミ]
翻訳家。福井県福井市生まれ。英国サリー大学卒業。英語講師、企業内翻訳者を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
36
名著。考えてみたら他のチェーン店よりも価格は高いが、常にスタバの方が混んでいる。読んで納得。書店業界にも当てはまる教えをいくつか頂戴した。「グッズは関連性のあるものに限るべし」「従業員が見限るのは会社ではない、人だ」など。コーヒーを目を覚ますための手軽な刺激物と捉えない姿勢にも賛同する。私も本を手軽な金儲けのツールとか俄か知識を得るためのものとは思っていない。「ニーズだけではなくウォンツを満たせ」は目的買いに来たお客さんを落胆させぬように売れ筋を揃え、かつ衝動買いを誘う選書や並べ方をすべしと脳内変換した。2024/12/25
東原そら
4
顧客体験。それがスターバックスのマーケティングだ。 言わずと知れた世界No.1のコーヒーチェーン。 値下げもCMもないのに、なぜスタバは世界一になったのか。 過去、スターバックスもご多分に漏れず、他の企業と同様のマーケティング施策を実行したことがあった。だが、それでは充分な成果、いや顧客エクスペリエンスが向上することはなかった。彼らは顧客体験こそがなによりの最上策と定義した。 サービスの質を高めるためなら従業員を増やすことも厭わない。 この本は、そんなスタバの考え方や心構えが多数記された良書である。2025/07/24
y s.
2
プロモーションではなく経験から同ファンを増やせる?2025/01/02
ありん
1
YouTubeでとある方が、人生を変えるビジネス書として紹介していた本の中の一冊です。本を読みにスタバによく行くので図書館で借りてみました。スターバックスが取り組んでいるビジネスやマーケティングの教訓が46個のルールとして書かれており、マーケティングとは縁遠い仕事についている私にもわかりやすくて読みやすかったです。スタバは企業としてそんなことにまで取り組んでいたのか!と驚く内容も多く、読み終えた後はスタバが前より身近に感じられました。次にスタバに行く時は、これまでとは違った目線でスタバを楽しめそうです。2025/08/07
ゼロ投資大学
1
90年以前に成人した米国人にとって、コーヒーは「必需品ではあるが、楽しむためのものではない」という位置付けであった。スターバックスは、「スペシャルティコーヒーを提供する居心地の良いカフェ」という新しいコンセプトで瞬く間に米国人の間で受け入れられるようになった。「スターバックス」というブランドは意識して作られたものではなく、美味しいコーヒーを提供しようと熱意を持って取り組んできた過程で醸成されたものだ。スターバックスでしかできない体験が消費者の中でブランドを形成する。2025/05/30