北京報道700日―ふしぎの国の新聞特派員

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北京報道700日―ふしぎの国の新聞特派員

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569612980
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  盗聴、監視、圧力??国際報道一筋のベテラン記者が北京駐在700日のあいだに出会った摩訶不思議な出来事の数々を赤裸々に綴った話題作。  前に進まないウサギ、姿を消す猫、空飛ぶブタ……、中国報道はまさに「ワンダーランド」だった。▼自他ともに認める第一級の国際報道記者が迷い込んだ「一見ふつう」だが「根底が異常」な世界とは?▼ベトナム報道、ワシントン駐在、ボーン上田賞受賞と、国際報道畑で折り紙つきの実績をもつ古森氏は、1998年12月から今日まで、産経新聞中国総局長として七〇〇日の北京駐在を経験した。▼馴れ合い、当局の恫喝、尾行、盗聴、インターネットの傍受など、そこで出会った「日中友好」報道の「不可思議」と「非常識」の数々を、報道慣行のタブーを破って赤裸々につづる。▼主な内容は、「アリスも驚くふしぎなふしぎな『日中関係』」「法輪功が中国を揺がす」「間違いだらけの中国援助」「曲り角を迎えた中国援助」「中国恫喝外交の誤算」など。▼閣僚の靖国神社参拝にまで苦情をいう「恫喝」外交が、お題目としての「日中友好」の実態を白日のもとにさらす日は近い。  [1]ふしぎの国の国際報道記者 ●第1章 アリスも驚くふしぎなふしぎな「日中関係 ●第2章 北京報道七〇〇日の真実 ●第3章 法輪功が中国を揺るがす [2]対中援助を削減せよ ●第4章 間違いだらけの中国援助 ●第5章 日中「友好」という幻想 ●第6章 曲がり角を迎えた対中投資 [3]中国外交の誤算 ●第7章 中国恫喝外交の誤算 ●第8章 「米中新時代」の虚実 ●第9章 日中関係は「変化」した

内容説明

ジャーナリストにとっての中国は、報道環境の特異性を強く感じるところ。中国では事実をあるがままに、現実をバランスのとれた全体像として伝えるという報道の基本を実践することが難しい。空中に浮ぶ虚構の気球だけを見て、大地に根をおろした現実を見ない危険がある。著者は、このへんの実情を自らの体験により伝えていく。

目次

1 ふしぎの国の国際報道記者(アリスも驚くふしぎなふしぎな「日中関係」;北京報道700日の真実;法輪功が中国を揺がす)
2 対中援助を削減せよ(間違いだらけの中国援助;日中「友好」という幻想;曲り角を迎えた対中投資)
3 中国外交の誤算(中国恫喝外交の誤算;「米中新時代」の虚実;日中関係は「変化」した)