内容説明
女の子を育てるときの“どうしよう”を専門家と考えてきました。
目次
1章 女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから
2章 「女の子らしく」より「自分らしく」生きてほしいから
3章 押しつけられる「美」より、自分の美しさに気づいてほしいから
4章 性教育で、自分も相手も大切にしてほしいから
5章 SNSやインターネットの脅威から守りたいから
6章 どんな性でも、愛されていると感じてほしいから
7章 いじめても、いじめられてもほしくないから
8章 何度でも立ち直れる、心の回復力を育てたいから
著者等紹介
犬山紙子[イヌヤマカミコ]
1981年生まれ。イラストエッセイスト。ファッション誌の編集者を介護離職し、2011年にブログ本を出版。TVコメンテーター、ラジオパーソナリティとしても活動中。2017年女児を出産。2018年、児童虐待問題の解決に取り組む「こどものいのちはこどものもの」を立ち上げ。クラウドファンディングで社会的養護を必要とする子どもたちに支援を届けるプログラム「こどもギフト」を通じ児童虐待問題防止への啓発活動にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
プレバト!!というバラエティ番組で多才な方だな、とお見受けしたので、彼女の本を手に取ってみました。日本という国で女性として生まれ育ち、娘を持つ母親になったことを等身大で語る内容の多くは私が日々頭を悩ませていること。大いに共感しながら読みました。ゲストの方々も私が共感している人が多かったです。上野さんの「子供が何歳になればこの子を置いて死ねると思う?」という質問は、乳がんに罹患した母と死別する恐怖を抱えていた子供だった当事者からすると残酷ですが、(死ぬときは死ぬからわからないし)考えさせられました。2025/04/02
みっこ
21
犬山さんは2019年にラジオ『ホメラニアン』を聴いていた頃から気になる存在です。ご自身にも娘さんがいるとのことで、娘さんに女の子に生まれたことを後悔させたくないという気持ちで書いたそう。うちの小1娘も『自分の顔が好きじゃない』とか『太りたくない』とか(太ってるどころかむしろ痩せ型なのに)、『どうして社長さんのイラストって男の人ばっかりなの?』とか、どう答えていいのか迷う言葉が出始めました。今後娘の育児に悩んだら立ち返りたい一冊となりました。2025/02/03
おさと
4
社会や親からしらずしらずのうちに受け取ってしまっている呪い。ちょうどいま自分でむきあっている最中なので沿いう言う意味でも役にたった。2025/03/27
織川 希
4
★★★★☆ 女の子への攻撃から守ってあげるための本。本書は娘を持つ母親を主な対象として、母親自身が未だ女性として生きる中で社会に傷つけられている中で娘たちをどう守っていくかが論じられる。残念なことに、この社会は女性というだけで不利に傷つけられることが多々ある。幼い女の子がその状況に立たされる日も近い。少女達を守るため、私たち大人に何ができるかを教えてくれる本だった。「私は、自分が女であることが嫌なのではないのです。社会が『女』に求めているものが、嫌なのです。」この言葉には女性である私自身心から共感する。2024/12/19
skr-shower
3
子どもの時に想っていたこと、自分に娘が生まれた時(不安方向へ)ドキドキした…自分らしくある事を許容する・してもらう、今だってなんて難しいのでしょう。2025/03/26