ディスカヴァー携書<br> フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門

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ディスカヴァー携書
フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門

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  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799330845
  • NDC分類 400
  • Cコード C0240

内容説明

フェイクニュースや陰謀論が日常の中にふと紛れ込む、このカオスな社会。非科学的な情報に惑わされず、正しい判断をするために。自分で考える力が身につく1冊。

目次

第1章 科学にまつわる「思い込み」の罠―「科学的」って何?(科学的に正しいことは、100%正しい;科学の力は万能である;専門家が言うなら正しい)
第2章 あなたのまわりにひそむ「非科学的」思考―この情報、もしかして怪しい?(健康・美容の商品はトンデモ科学だらけ;非科学的思考が入り込みやすい「水」の話;理解の範囲を超えた科学技術との付き合い方;情報の受け取り方にも、科学リテラシーがあらわれる;データを正しく見る技術を身につける)
第3章 科学リテラシーを鍛える習慣―科学とどう付き合っていく?(そもそも、なぜ「科学リテラシー」が必要?;科学リテラシーが加速する「科学の基礎知識」;「科学的思考力」は日常の中で鍛えられる;科学リテラシーを鍛える読書術;科学リテラシーはクリエイティビティの土台にもなる)

著者等紹介

竹内薫[タケウチカオル]
猫好きサイエンス作家。東京大学教養学部教養学科、同理学部物理学科卒。カナダ・マギル大学博士課程修了(専攻は高エネルギー物理学)。理学博士(Ph.D.)。わかりやすい科学解説や科学評論に定評がある。NHK Eテレ「サイエンスZERO」の司会など、テレビ、ラジオでも活躍。YES International School校長。ZEN大学基幹教員に就任予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

106
科学の伝道者としての竹内薫さんが好きだったが、最近の著作は、どうも冴えない。「正しい科学リテラシーを身につけるための科学リテラシー」のような循環論法に陥ってしまう。そもそも「科学リテラシーとは何か」が明確でない。お薦めのテーマはAIと量子技術と言うが、どこまで理解すべきと言うのか。「海外の先進国はマスコミの科学リテラシーが高いが、日本の電波媒体は低い」という指摘には同意。竹内さんがMCだった「サイエンスZERO」のような良質の番組が増え、かつての竹内さんのような善きエヴァンゲリストの存在が必要ではないか。2025/02/04

みき

44
良書。昨今のフェイクニュースは酷いなーと思ってる人にぜひ読んで欲しい本。なぜ世の中にフェイクニュースが溢れるのかフェイクニュースに共感する人が現れるのか、自分がそちら側に行かないようにするにはどうすればいいのかを詳細に記載してくれている。面白いと思ったのは、そういった意見の多くは無知から来る恐怖から来ているというという点と100%を求め、失敗をおそれる国民性から来ているのではないかという点。確かにそのとおりかもしれないなと。科学が発展するとよく分からなくなって怖くなる人もいる。ここは心に留めておこう2025/01/15

to boy

17
前半は面白いが、後半はちょっと同じ話の繰り返しで残念。マスコミの情報がいかに科学的でないか、真実よりもセンセーショナルな情報を好むという指摘は同意。メカニズムを究明するのが科学、効果があるなら使ってみるのが医学というのもなるほど。確かに医学はプラグマティズム的な面があるなと思った。2025/02/15

Gamemaker_K

10
科学的なリテラシーが重要だってことは承知の上なのだが、身の回りのテクノロジーの進歩(と細分化)が速すぎて何が起こっているのかをきちんと追いついて認識するだけでも大変なのだ。まあ、あとたかだか30年程度の人生なので、あまり力まずに抗おうとは思いますけどね。・・・科学に騙された経験というのは特にないような気がするのだが、自覚がないだけなのかもしれない。あるいは、無知が幸せであることのいい例なのかもしれないのかなとか思ったりして。2025/03/22

Katsuto Yoshinaga

9
「科学はつねに反証可能である。科学以外は反証可能とは限らない(カール・ポパー)」という引用に始まり、「海外では、物理・化学・生物学などの博士号を取得すると”Ph.D.”という称号が得られる。Doctor of Philosophyの略で、哲学博士の称号がもらえる。つまり科学の根っこに哲学がある」と続いたが、その後は、大衆に100%を求めさせるようなマスコミの煽りへの注意とか、軽めの警鐘が続く。著者の語り口は好みなので楽しめはしたが、小難しい科学啓蒙話を期待していたので、ちょっと拍子抜け。2025/03/13

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