内容説明
すごく感動したのに「おもしろかった」しか言葉がでてこない…!!16万部突破『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でバズり中の著者が教える文章術の本、待望のハンディ版!せっかく出会えた好きな作品や人について語ることは、あなたの人生の素晴らしさについて語ることなのです!
目次
第1章 推しを語ることは、自分の人生を語ること
第2章 推しを語る前の準備
第3章 推しの素晴らしさをしゃべる
第4章 推しの素晴らしさをSNSで発信する
第5章 推しの素晴らしさを文章に書く
第6章 推しの素晴らしさを書いた例文を読む
おまけ 推しの素晴らしさを語るためのQ&A
著者等紹介
三宅香帆[ミヤケカホ]
文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院博士前期課程修了。京都天狼院書店元店長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tonnura007
216
本書の感想、、、ヤバイ!泣ける!深く考えさせられた!、、、と書くと本書の内容を全く理解していないことになりそう。印象的だったのはアドバイスがわかりやすかったこと。「先に他人の感想を見ない」や「常套句(ヤバイや考えさせられたなど)は使わない」など、実行しやすいことが多い。SNSを中心に他人の言葉や意見に触れる機会が増えたことで影響され自分の言葉や感想を失ってしまうので注意したい。 それにしても本書の内容が内容だけに読書メーターで感想を記載しにくく感じてしまうが、拙くても自分の言葉でアウトプットしていきたい。2025/03/09
Kanonlicht
212
ここで感想を書いてて、つい「面白かった」「すごい」でお茶を濁してしまうことがある身としては、グサッときた。オリジナリティのある感想は、よかったところを細分化することで生まれるという言葉になるほどと思った。著者は、他人の言葉に影響されず、自分の言葉を持ってもらうために本書を書いたとのこと。確かにネット全盛のこの時代、世間の論調に流されるあまり、必要以上に誰かを叩いたり、少数意見を発信しづらい傾向がある。常に自分の言葉で語れるようになりたい。2024/11/01
こも 旧柏バカ一代
153
書き出しの辺りは何回も読み返した。最近の感想は無味無臭な文書にしてしまっていたと反省。メモを取りながらやるのも良いな。近くにメモを置く習慣を復活させないとなと色々とライフスタイルを見直すきっかけになった。2024/09/06
Karl Heintz Schneider
144
面白かった!初読みだけど度肝を抜かれた。読みやすい、わかりやすい、共感しやすい。書いてあった通り、自分の「面白い」を分析してみた。3つの「やすい」、以降これを3Yの法則と呼ぶ。そう、言語化するということは細分化するということ。それがどのように面白かったのか、なぜ面白かったのか。終盤ではブログ等、長文の書き方のコツについても書かれている。著者はご自身の書いた文章を題材にして修正前・修正後を比較している。文章の順番を入れ替えるだけで、こんなにも印象が変わるのか!ありがたや~、ブログを書く上で大変参考になる。2025/01/16
Sato19601027
127
印象に残ったのは「自分の言語が出来上がってから、他人の言語に触れる」という部分。読後感想文をもっと上手く書きたいとの思いから本書を手に取る。①自分の妄想を広げて、好きな部分や良かった部分を拾い出し、それを細分化して、具体的に思考すること、ありきたりな常套句を用いないことが大切であるようだ。②伝わる文章を創造するには、書く技術を理解することも大切。③文章が出来上がったら、他人の目で修正を加える。順番を入れ替える、いらない部分を削る、見出しをつけるなどの工夫が必要。どうだろう、なんとか恰好がついただろうか。2025/03/02