内容説明
ぼんやりと夏休みを過ごしていたヨウスケの前に現れた、美しく謎めいた女の子、ハルカ。いつしか彼女に恋心を抱いていたヨウスケだったが、ついに彼女の秘密を知ってしまい…。
著者等紹介
喜多川泰[キタガワヤスシ]
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年『賢者の書』(ディスカヴァー)にて作家活動を開始。活躍は国内にとどまらず、海外でも人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼっちゃん
49
ちょっと切ない青春ストーリ仕立ての自己啓発本。青春ストーリにはよくあるパターンだなと思ったが、あとがきを読むとなぜこのような青春ストーリとされたのかがわかり、この本のメッセージの1つでもある”今日一日を大切にして”というのが重みをましました。これは若い人向けだと思うので、今回のように文庫になり手に取りやすくなったのは良いな。2024/08/16
くろうさぎ
16
切ないお話でした。普通の日々が、かけがえのないものだと気づくことは、いつからだって遅くはないけど、若いうちに気づくことができれば、そこから人生の可能性は広がっていく。志を高く持って生きる人は素晴らしい。明日があることを当たり前だと思わずに毎日を精一杯過ごしていこうと思います。2025/01/31
wabook2t
10
「人間いつ死んでしまうかなんてわからない」「死を考えるということは、生を考えることだ。振り子のように、片方の振れ幅を大きくすれば、もう片方にも大きく振れる。どちらか一方を考えることなんてできない。死を考えれば考えるほど、その反動で生を考えることになる」人は、あと〇ヶ月の命、と宣告されれば、残りの人生はどう生きようかと必死で考える。毎日を、ひとつひとつ、生きていきたい。2024/12/24
ここなっつん
2
普段の生活を送っていると意識なんてしないこと-人生で一つだけ必ず約束されているのは死ぬこと-を考えさせてくれたいい一冊だった。死ぬこと以外は約束されてないのだから、自分の意識と行動次第でどのようにもなると励まされた。一度きりの自分の人生を自分らしく生き切っていきたいと思う。2024/10/07
どこかの国語教師
2
途中、人生をよく過ごすための方策が列挙されるので「夢をかなえるゾウ」のパターンかと思いきや、とんでもないどんでん返しで結末を迎える。GOOD。2024/08/16
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- 和書
- 地方財政読本 (第3版)