内容説明
私たちは今、子どもの未来を蝕んでいる。人生は勉強の連続です。そして勉強にも感覚が必要です。この感覚が目覚めたとき、子どもは楽しく学び、充実した勉強ができます。勉強感覚を養うために、最も力になれるのは親です。問題ばかりたくさん解かせ、長時間じっと机の前に座って耐えるよう強要すると、勉強感覚はむしろどんどん鈍くなっていく恐れがあります。(プロローグより)。
目次
プロローグ 私たちは今、子どもの未来を蝕んでいる
1章 学習感覚―学習感覚を目覚めさせるには「待つ」ことが必要
2章 英語感覚―正しくではなく、豊かに学ぶ
3章 未来感覚―未来が望む人材の核心要素
4章 コミュニケーション感覚―人と交流して学ばせよ
5章 幸せ感覚―幸せを感じられてはじめて勉強感覚は完成する
エピローグ 木蓮の香り
著者等紹介
チョジウン[チョジウン]
英国オックスフォード大学東洋学部教授。児童学と言語学を用いて子どもたちが言葉を学ぶ過程を研究している。オックスフォード大学東洋学部では入試面接官として、毎年多くの優秀な学生を分析してきた。最近は人工知能時代の言語教育について研究している
北野博己[キタノヒロミ]
上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ
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⭐️⭐️2025/06/29
き
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韓国への自虐が読んでいて胸が痛い。逆に良いところもあるはずとも思うけど、いずれにせよ、学びもいくつかあった本。ただ、本人の経験や意見がベース▼他人に子供を紹介する時、タグをつけない▼ ルーティンがあると、心が安定する▼イマージョン教育の危険性、母語が断絶された環境では快適にコミュニケーションできない。発音より自信を持って自然に楽しみながら話すこと。10歳以降からでも差はない▼読書は、闇雲にたくさん読むより意味のある1冊や深く心に刻む1節が大切。まず1冊を読み、考えを整理する時間を▼しつけで重要なのは一貫性2025/01/22
シャーベット色のクッキー
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著者は韓国人であるが、日本との共通点が多い。幼少期から塾に通わせて、優良大学や会社に入るために中学校から進学校に通わせ、また多くの習い事をさせる詰め込み式教育。根底にはせーので進級すること、そして優良学校と就職先に進むことが幸せであるという思い込みがあるからだろう。そのおかげだからかPISAは両者とも世界的に高い。学力が高くても勉強嫌いな人が多く、何が幸せか分からない人も多い。韓国下げで英国上げな内容ではあったが、日本は現状の良いところと他国からの教育を取り入れて、教育改革を全面的に行うべきだ。2024/11/01