内容説明
西郷隆盛、渋沢栄一らトップリーダーに読み継がれてきた魂を震わせる名著。
目次
1 志を高く持つ
2 視野を広げる
3 運命を引き受けて人生を楽しむ
4 心の持ち方で人生は変わる
5 欲望に振り回されるな
6 人付き合いの秘訣
7 仕事をどう進めるか
8 リーダーの心得
9 生きることは学ぶことだ
10 真の自己を観る
著者等紹介
佐藤一斎[サトウイッサイ]
1772~1859。江戸時代後期の儒者。美濃国岩村藩の江戸詰家老の末子として江戸に生まれる。19歳の頃、友人が溺死した水難事故の責任をとるため浪人となる。その後大坂に遊学、また江戸に戻って儒学の研鑽を積み、儒者として名声を得る。1813年数え42歳の頃から『言志録』の執筆を開始、晩年まで続編を書き継いで『言志四録』を完成する。70歳で昌平坂学問所の教授となり在職のまま88歳で死去
佐藤けんいち[サトウケンイチ]
ケン・マネジメント代表。1962年、京都府に生まれる。一橋大学社会学部・社会理論課程で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
26
このシリーズは好きだ。「言志四録」を現代人向けに意訳抽出されている。読み易く、分かり易い。著者の佐藤一斎や「言志四録」から影響を受けた幕末の偉人は多い。西郷どんもそん一人でごわすな。たまに読み直して人生の羅針盤にしたいと思う一冊でした。2024/09/04
紙狸
16
2023年11月刊行。江戸後期の儒学者、佐藤一斎の著作『言志四録』から現代人向きにエッセンスを抜き出した。この著作は西郷隆盛が熟読し、抜き書きまで作ったことで知られる。紙狸は、佐藤一斎のことはまったく知らなかったが、編訳者の佐藤けんいち氏の解説が簡にして要を得ていて、すんなりと読めた。朱子学にも瞑想の実践があったというのが意外だった。(佐藤けんいち氏は、井筒俊彦『意識と本質』の関連かしょを指示している。かつて読んだ本だが忘れていた。)江戸後期だけあって一斎は天文学の知識も持っていた。2023/12/28
ひめぴょん
15
「言志四録」を読みやすくまとめた本。日めくりカレンダーのような読み方ができます。原文がないのがちょっと物足りないかも。2024/03/17
大先生
9
「少くして学べば壮にして為すあり、壮にして学べば老いて衰えず、老いて学べば死して朽ちず」で有名な佐藤一斎の言葉(現代語訳)。若い頃の失敗を忘れないため、自ら「捨蔵」と名乗っていたそうです。セルフコントロールと「志」を立てることの重要性を繰り返し説いています。「志を立てなければ、朝から晩まで一日中読書していても、暇つぶしとしかいいようがない。学問をすることは、志を立てるより先にくるものではない。」と。西郷隆盛が言志四録の言葉の抄録を持ち歩いていたのは有名な話。2025/02/26
黒頭巾ちゃん
4
耳読▼良書▼志をもって行動する▼読書は良書を何度も読み込みものにしないといけない2024/06/14