エッセンシャル版ディスカヴァークラシック文庫シリーズ<br> 与謝野晶子 愛と理性の言葉

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エッセンシャル版ディスカヴァークラシック文庫シリーズ
与謝野晶子 愛と理性の言葉

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  • サイズ A6判/ページ数 202p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784799329986
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0030

内容説明

文学のみならず、評論の世界でも華々しく活躍した作家による美しく力強い言葉の数々。

目次

1 幅広い読書で自らを育てる
2 働く喜びは金銭には換えられない
3 人生の海へ漕ぎだすために
4 男女という性差を超えて
5 愛は常に訓練されるべきもの
6 子どもを育てる喜びを分かちあう
7 さまざまな自由を求めて
8 考える人として若々しく
9 国家は個人のために
10 芸術にふれる人生を

著者等紹介

与謝野晶子[ヨサノアキコ]
1878~1942。日本の歌人、作家、評論家。大阪・堺市に生まれる。1900年に与謝野鉄幹の主宰する新詩社に入り、その機関誌「明星」に短歌を発表するようになる。1901年に出版された第一歌集『みだれ髪』は、恋愛を謳歌する大胆で浪漫的な作風で、大きな反響を呼ぶ。出版された歌集は共著を含め24冊、社会評論や随筆をまとめた本は15冊に上る。童話は100編、詩や童謡は600編を超え、小説や歌論集も著した。『源氏物語』『栄華物語』をはじめとする古典の現代語訳にも多く取り組む。西村伊作らと共に創設した文化学院では教鞭をとり、国語教科書の編纂に携わった

松村由利子[マツムラユリコ]
1960年福岡県生まれ。歌人。朝日新聞、毎日新聞で記者として20年余働いた後、2006年からフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

7
与謝野晶子って超凄い!明治末期から昭和初期に書かれたものなのに問題意識が現代とあまり変わらない。11回の出産経験があり、多くの子どもを抱えながらも、さまざまな分野で活躍。十分過ぎるほど勉強してるのに「折々に私はこんなことを空想します。三年間ほど、私に休養し、読書できる余裕を与えてくれる未知の友人はいないだろうかと」愚痴っています(笑)子育て論にも共感【子どもたちに心配ごとのない楽な一生を送ってほしいとは思いません。苦痛に出あってもよいから、それぞれの人格に適した新しい生活を作りだす人間になってほしい】2025/03/25

srmz

3
歴史上の人物で一番興味があるのが与謝野晶子さん🥺😊 シンプルにもっと考え方を知りたいと思い一読! 本書は、大正デモクラシー時代を過ごした与謝野晶子さんが何を考えていたのか? 思想がまとまっている一冊✨ そして、いろんなバックボーンがあったからこその思想が面白い🥺💞 ・12人の子どもがいたからこその教育論 ・幼少期に男の子ではないことで親戚の家に預けられた過去があったり、 学校に行けず商売の手伝いをしていたからこその男女論 ・代表作みだれ髪にもあるような恋愛論2024/09/26

まかろん

2
木の葉の落ちる様子を見れば 自分の衰えを感じ、 薔薇の花が香れば 自分の吐息を聞くように感じるのです。 2023/12/13

isyk

0
①性差を越えて一人の人としてよく生きることを追求する ②幅広い分野への好奇心を学びの経験に変え、自身の個性を表現し続ける ③働くことを楽しみ、自らよく考えて全力で遊ぶ2024/06/03

0
素晴らしい本に出会えたと思う。記憶はたいてい有害であるという文章がすごく印象的だった。記憶はいい意味でも悪い意味でも自身を縛り続ける。欲望の実現は労働によってはじめて可能になる。対照による人生の深み。自身に響く内容が詰まっており、与謝野晶子がいかに先進的な考えの持ち主であったのかがうかがわれる。人生のバイブル本になりうる一冊であった。強い女性はまさに理性と感情のバランスが取れた人だ。理性で自身の感情を隠し”強いふりをしている人”多くいると思う。せっかく人間に生まれたのだからどちらも持ち合わせていたい。 2024/04/23

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