内容説明
保険営業をしている修一は、顧客の大量解約で窮地に。「…なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ」と独り言がこぼれたとき、乗客の「運」を「転」ずる不思議なタクシーと出会う。
著者等紹介
喜多川泰[キタガワヤスシ]
1970年生まれ。愛媛県出身。2005年『賢者の書』(ディスカヴァー)にてデビュー。活躍は国内にとどまらず、中国、韓国、台湾、ベトナムでも人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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t miya
10
物語としては上手くできすぎている感があったけど、祖父の話のところは良かった。運は後払い。貯めて、使う。何事にも素直になる。人は痛みを伴いながら強く硬くなり、痛みを感じなくなる頃にはそれ仕様に生まれ変わる。強くなるには痛みが必要。(本来は裸足で歩ける仕様であったが、靴で過保護になっている。ランニング、足裏の本来の感覚にも通ずると感じて、この部分の話も良かった)自分を強くしていけば何だってできる。誰かの幸せのために自分の時間を使うことが運につながる。運のいい人たちは繋がっていく。流れに身を任せることも必要。2025/10/09
浅見陽一郎
8
中野信子氏の運が良い人には科学的根拠ありの本を読んだ 後にこの小説。 もちろん、初読みの作家さんですが、共通点はいろいろありましたね。 とにかく、幸運は誰にも平等に訪れる、しかしそれをキャッチするアンテナの働きが重要。 常に上機嫌でいることでそのアンテナの感度は高まる。 殺伐たる令和の時代に、昭和のエッセンスが人生には 必要なんですね。 2023/12/12
yoritora
3
「運が劇的に変わる時、それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思って下さい。そのアンテナの感度は上機嫌の時最大になるんです。逆に機嫌が悪いとアンテナは働かない。最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いとアンテナが働かず、すべての運が逃げていくんです」 なかなかの名作です!仕事でお先真っ暗、家庭でも問題を抱えてイライラする営業マンの主人公が高次元存在であるタクシー運転手さんと出会い、自分の人生や過去や他人や命について見つめ直す自己啓発の物語です。終わってからプロローグを読み返すとクスッと出来ます。2025/05/11
水月
3
【audible】☆4 常にイラついているサラリーマンが考え方を変えることによって人生を前向きに生きていけるようになる話 ポジティブ思考の大切さを学んだ ただ、運がポイントカードだという考え方は、面白い発想だけど、ちょっと違うんじゃないかと思う 麻雀やるとよく分かるが、運は貯まる使うのものじゃない 打ち寄せる波みたいなもので、それをうまくつかめるか否かが個人の裁量にかかっている2024/09/21
P
1
人生上手く行かないと感じてる保険屋さんの話。 『徳を積む』、『結果オーライ』と常々心掛けていこうと思っていることが言葉になっていて沁み入る。2025/09/28




