目次
第1章 推しを語ることは、自分の人生を語ること
第2章 推しを語る前の準備
第3章 推しの素晴らしさをしゃべる
第4章 推しの素晴らしさをSNSで発信する
第5章 推しの素晴らしさを文章に書く
第6章 推しの素晴らしさを書いた例文を読む
おまけ 推しの素晴らしさを語るためのQ&A
著者等紹介
三宅香帆[ミヤケカホ]
書評家、作家、京都市立芸術大学非常勤講師。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイスケ
126
『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術』は、私が自分の文章に対して思うことを言語化した本です。「語彙力がなくて、言葉が一様になって困る!」を解決するために、①自分の感情、②工夫、③妄想力を挙げ、細分化し説明します。プレゼン資料の作り方を学んだ人には“何を今さら”と言う内容かもしれないですが、文字だけで伝えることについて読者の気持ちのハードルを下げながら進めています。この本を読んだだけで文章が上手くなったような気持ちになりました。2024/01/08
☆よいこ
91
分類816。オタク書評家が具体的な文章作成技術を指南してくれる。レヴューやファンレター、感想文など「推し語り」は多様に応用可能▽[1.推しを語ることは、自分の人生を語ること]読解力ではなく妄想力が必要[2.推しを語る前の準備]言語化とは、細分化のこと。悪口の言語化はコンプレックスえぐるので難しい[3.推しの素晴らしさをしゃべる]情報格差を埋める[4.推しの素晴らしさをSNSで発信する]推しを語りながら自分を語る[5.推しの素晴らしさを文章に書く]修正ありき[6.例文を読む]参考[おまけ:Q&A]▽良本2023/08/25
ネギっ子gen
63
【語彙力なんかがなくたって、「ちょっとしたコツ」を知っていれば❗】発信で一番重要なことは“自分の言葉をつくること”として、現代において必須アイテムである“自分の言葉をつくる”技術を紹介した書。「あとがき」で、<誰かの言葉によって、自分の思考が影響を受けすぎてしまうこと。それが何よりも言葉の怖いところ/しかし、そのことが今は知られていなさすぎる。/そう、SNSってかなり他人の影響を受けやすい場所なんですよ!だからこそ、自衛することが必要なんです。他人の言葉と自分の言葉を、ちゃんと切り分ける必要がある>と。⇒2025/05/30
やっちゃん
62
本だけでなくスポーツ、食事、観光地、どんな体験でも感想を書いてみたくなった。どうせ楽しむなら主体的に、そうすることが自己防衛、自己分析に繋がるのも理解できた。キン肉マンの感想毎週書きます。2025/02/28
ロクシェ
45
評価【◎゚】語彙力に頼らず、「自分だけのオリジナルな感想」を書けるようになりたい人に向けた文章術の本。「好き」の魅力を言語化するために大切なのは、語彙力ではなく「細分化」。自分オリジナルの感想を目指すなら、日々、他人の言葉の影響を受けている事実に敏感になる(=自衛する)こと。良くも悪くも「推し」という言葉に引っ張られすぎている点は気になるが、「好きな作品の魅力を言語化し、自分オリジナルの感想を書きたい」人へのヒントが散りばめられており、特に「小説の感想」を書くときにウンウン唸っている人の役には立つはずだ↓2023/08/11
-
- 電子書籍
- にじいろはっぱ