内容説明
首都圏難関中学合格者数No.1進学塾の「自発的に学ぶ」メソッド初公開!算数・理科・社会は「料理」で学ぶ。わからない言葉はすぐに意味を調べない。外食時の支払いは子どもにまかせる。
目次
第1章 自発的に学び続ける「頭のいい子」
第2章 国語ができる子になる習慣
第3章 算数ができる子になる習慣
第4章 社会ができる子になる習慣
第5章 理科ができる子になる習慣
第6章 中学受験との向き合い方
著者等紹介
佐藤智[サトウトモ]
両親ともに教員という家庭に育ち、教育の道を志す。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。中学校・高校の教員免許を取得。出版社勤務を経て、ベネッセコーポレーション教育研究開発センターにて、学校情報を収集しながら教育情報誌の制作を行う。その後、独立し、ライティングや編集業務を担う株式会社レゾンクリエイトを設立。全国約1000人の教員へのヒアリング経験をもとに、現在は教育現場の情報をわかりやすく伝える教育ライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
75
中学受験最強塾SAPIXが勧める「頭のいい子」の育て方。あくまで勉強は学校や集団学習塾に任せることを前提に、親の役割は「自発的に学べる」環境を提供し続けること。学びは楽しくなければ続かない。家庭学習は子どもの得意を伸ばし、自ら反省できるように寄り添っていく。また、子どもの興味や集中力を育てるには、親の行動が何より重要。国語は読書、算数はお金やパズル、社会は旅行やボランティア、ニュースの会話、理科は、博物館、料理や身の回りの自然、と親も関心をもって楽しむ。中学受験とは、深い家族関係が築けるライフ・イベント。2023/12/04
chiaki
29
子どもには"勉強だから!"ではなく"興味好奇心を持って楽しく学んで欲しい"と常々思っているものの、なかなかそううまくはいかないもので…。全体を通して感じたのはやはり読書力が全ての学習の基礎になるということ。私はついあれこれと本を与えてしまうけど、子どもに自由に選ばせてあげなきゃなと自省。好奇心をつぶさないこと、鵜呑みにしない姿勢を大事にする、思考を言語化し会話から表現力を。不正解を気にしない、トライアンドエラーを。特に目からウロコ的な情報はなかったので、すぐ忘れてしまいそう〰️。2023/11/15
りらこ
25
特に目新しいことは書いていないけれど、それだけ変わらないことなんだなと、再認識するような内容。各教科の伸ばし方それぞれと、家庭での関わり方。とはいえ、この普通で普遍的なことが当たり前にできない場合が多いのだよね。そして意外にも親御さんも言い訳武装する。そして中学受験は知識の詰め込みじゃない、とある。知識を得る部分も大いにあるけど詰め込んでなんとかなるものではない。非認知能力が大切なんだよね、と思う。この言葉は出てこなかったけど。2024/03/14
Taka
17
自分がなんで国語ができきたのか。自分がなんで算数数学ができなかったのか。親の心子知らずだが、子供のことも全ては忘れてしまう。頭がいい子とは学び続けられること。好奇心、そうなのかな?と批判的に考えられる力、自らを表現する力。子供は忘れる生き物。何度でも聞いてくれる信頼感を。私なんかは得意不得意あるものだがら好きなようにしとけば?なんてなっちゃいそうだけど、子供のうちはなんでも一緒に向き合っていくのも親の勤め。子供ができたら、良いお母さんになりたいな。一緒になんだろう?ってしたい。その為には向き合う余裕が必要2023/05/17
ただぞぅ
15
知識偏重の詰込み型の勉強などもはや通用しない中学受験。生活のなかで得た知識を組み合わせ、考え抜き、表現し、物事を判断する問題が多く出題されている現在。暗記重点だった親世代の経験や勉強方法もそのまま活かせるほど甘くない。中学受験を通じて学ぶ楽しさを身につけることが大切と語る著者。IT検索すれば情報がヒットする時代。知識があるだけでは今後社会で活躍できないのは明らか。どんな生き方を選んでも「考え学び続ける姿勢」が求められる。中学受験に対する偏見に気付かされた。全滅しても公立がある。決して無駄ではない。2023/07/30