出版社内容情報
日本人の中国史に対する関心は、『三国志』にばかり集中する珍現象が四十年ほど続いていた。しかし、原泰久氏の漫画『キングダム』が成功し、アニメ化、映画化もなされて読者層が広がる中で、状況は一変。『三国志』の独壇場は崩れ、戦国時代終盤にも熱い視線が注がれるようになった。
『史記』は、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書で、今なお人気の高い名著である。ただし、全130巻に及ぶ超大作。原典のおもしろさを失わずに一冊にまとまっているもの、そうした読者の要望に応えるべくして生まれたのが本書である。
本書は、神話から殷・周の時代、春秋時代、戦国時代、秦の始皇帝の時代、項羽・劉邦の時代、文帝・景帝の時代、武帝の時代という7章構成。どこから読んでも理解できるようになっている。
『史記』では、難局を突破していく英傑たちのストーリーが展開されるが、そこには駆け引き、決断、裏切り、友情など、二千年の間、読み継がれた胸アツの人間ドラマがある。
『史記』はまた故事成語の宝庫でもあり、「鳴かず飛ばず」「要領を得ず」「呉越同舟」など、なじみのある名言が次々に登場する。本書では、その由来や本来の意味を、折に触れて注釈している。さらに、『史記』の舞台になった場所の写真や地図もある。
中国の超大作を最高に楽しめる一冊。
内容説明
周王朝―諸侯に崇められた盟主、魯と孔子―君主は君主として、臣下は臣下として、項羽と劉邦―名門の出と農民の出、景帝と呉・楚七国―中央集権を揺るがす地方の反乱、武帝の治世―漢の領土拡大に向けた戦い、難局を突破し、いざ頂上へ!英雄たちの傑作ストーリー。
目次
第1章 神話から殷・周の時代
第2章 春秋時代
第3章 戦国時代
第4章 秦の始皇帝の時代
第5章 項羽・劉邦の時代
第6章 文帝・景帝の時代
第7章 武帝の時代
著者等紹介
島崎晋[シマザキススム]
1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。旅行代理店、出版社勤務を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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