出版社内容情報

「ディスカヴァー・トゥエンティワン」のnoteでは、
各書籍の担当編集者による、熱い「推しポイント」をご紹介しています。
こちらからご覧ください!(外部サイトに遷移します。)
⇒幸せジャンクション
内容説明
人生の分岐点は、突然やってきた。勤務先が倒産し、途方に暮れる主人公・浜浦。不思議な縁に導かれ、キャンピングカーを使った人助けの旅が始まることに。困難を切り抜けていく浜浦だが、実は過去に秘密を抱えていて…。
著者等紹介
香住泰[カスミタイ]
1997年小説推理新人賞受賞。2014年本のサナギ賞‐優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
77
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-054bcb.html 先に読んだ【稲荷山誠造 明日は晴れか】に続いて一気読みです。次々とリレーされていく善意が、心地よかったです。2023/08/04
いたろう
63
著者初読み。Amazon Prime Readingで無料で読めたので、読んでみた。主人公の浜浦遼二は60歳。10年勤めた勤務先の運送会社が急に倒産し、社長から、退職金代わりにキャンピングカーを譲り受ける。浜浦は、何か訳ありのようだが、気ままな一人暮らし、仕事もなくなって、時間もあるということで、ひょんなことから、キャンピングカーで、人運び、人助けの旅に出ることに。人助けで次の行き先が決まる旅のエピソードがなかなかいい。そして、軽い読み物と思っていたら、最後に大きな展開が。これは、意外な拾い物だったかも。2025/05/09
すしな
59
125-23.この作家さんの本は、2冊目ですが、一貫した多幸感がありました。主人公の浜浦さんは運送会社の配送係でしたけど、稲荷山誠造の方もそうでしたけど、職業の描写が緻密で物語に入って行きやすかったです。また、キャンピングカーがテーマなので、目的地に向かう楽しさとあわせてキャンピングカーの機能を使った物語の展開があり想像が膨らむ内容でした。また、作中には何度か憤懣やる方ない状況が訪れますが、怒りをぶつけるのは何も生み出さないし、誤解に基づいて怒っている場合もあるので、むやみに怒ってはいけないと思いました。2023/12/11
kotetsupatapata
55
星★★★☆☆ 勤務先が突然倒産し、ひょんなことからキャンピングカーを手に入れた訳アリ還暦男と、若い介護士 夕夏とのロードムービー。 読んでいて“流石にこんな全てが上手くいく訳ないだろう”とツッコミたくなりましたが、これまで不遇の人生を歩んできた浜浦だったからこそ、神様がご褒美に奇跡を与えたのだと思うことにしました。 どうみても過度なお節介でしたが、見知らぬ人と交差することで、又違った岐路に進んでいけたのでしょう。2023/09/19
ぶんこ
53
「キャンピングカー」という表題にひかれて、予約待ちの本があるのに、先に読んでしまいました。運送会社の配車係をしていた浜浦さん。突然の会社倒産で、退職金がわりにキャンピングカーを譲られ、その帰り道に突然の豪雨で困っていた老婦人の瀬田川さんと介護の多智花さんを送り届けたことから始まった物語。トイレが近くて足の悪い老婦人、大型犬と6歳の男の子を長野まで送り届けたい老紳士。バス停で産気づいた亜希子さんを助け、煽り運転をする黒河内さんが改心?10年前の教師時代に起きた事の真相判明と盛り沢山の4日間。お疲れ様。2024/04/18




