内容説明
自分らしい早期リタイアを実現する人生100年時代のお金の教科書。日本のFPがしっかり考えた日本の社会と制度に基づくFIREのテクニックが満載。
目次
第1章 FIREのキホン
第2章 もっと、もっと、もっと、稼ぐ
第3章 1円でも貯蓄額を増やすために節約する
第4章 貯めたお金をできるだけたくさん増やす
第5章 FIREのために絶対必要な知識
第6章 FIREを実行する3つのパターン
第7章 FIREに成功したあとのメンテナンス術
著者等紹介
山崎俊輔[ヤマサキシュンスケ]
1972年生まれ。フィナンシャル・ウィズダム代表。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。確定拠出年金を中心とした企業年金制度と投資教育が専門。1995年中央大学法学部法律学科卒業後、企業年金研究所、FP総研を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
118
まあまあ。最近ちょいちょい聞くようになったFIRE(経済的自立と早期退職)を日本人が実現するためにはどういうことをするべきか、ヒジョーに具体的に書いている一冊。節約とか貯蓄とか資産運用とか、いろいろやることが多い。ちょっとおもしろいのは、いざFIREを実現したあと、暇な毎日をどう過ごすかというアドバイスがあるところ。何をどうやっても、人は究極な理想の状態にはならないのかも、と考えさせられたりはする。2021/11/05
harass
71
図書館に入っていたので借りる。FIRE(経済的自立、早期退職)入門書で、日本の社会保障や税制などを考慮した本。流して読む。稼ぐ力を伸ばして、節約と投資などを語る。早期退職のあまり語られないデメリット、年金・退職金の減額なども。日本でのFIRE達成者を見てみると本来の退職者ではなく、「投資家」が多いとの指摘に唸る。まあそうだろなと思いつつ読み終えた。良書。2021/09/05
いっち
53
FIREとは、「経済的独立の獲得による早期リタイアを目指すムーブメント」。本書は日本人向けに書かれている。FIREする流れは、「年収をもっと増やす」「ムダな支出を減らす」「できるだけ高利回りで増やす」。「支出を減らす」は節約、「高利回りで増やす」はつみたてNISAやiDeCoのインデックス投資で良いだろう。問題は、年収の増やし方。昇進するか、転職するか、副業するか。副業の選択肢は、「好きで続けられるテーマ」「自分の専門性を高い時給で売れるテーマ」だと言う。副業で月5万は稼げないとFIREはできないだろう。2022/09/22
saga
48
22歳でFIREを目指す新人がどれだけいる? 夢と希望をもって就職し、人によっては会社のトップを目指す。キャリアアップで年収増が実現できれば、離職という選択肢はないと思う。米国版FIRE本を読了後、日本版を読む必要性を感じた。徹底的な節約と年収アップ。iDeCoとNISA(本書では旧NISAによる説明)による資産形成の二つについては、50代後半の自分には蚊帳の外感が否めない。日本の公的社会保障制度の解説を読むと、少なくとも基礎年金の支給に必要な加入期間はリタイアしない雌伏の期間なのではないかと思った。2024/10/10
速読おやじ
31
もう年齢的にFIREと言うにはEarlyじゃないし。。しかし、この本ではとっても現実的に出来ること出来ないことを示してくれる。本来は若い人向けの本なのだろうが、自分は少なくともプチFIRE(60歳でリタイア)を目指せば良いだろう。こういう本がどんどん売れてるというのは、みんな仕事で疲れて楽しくないんだろうなあと。会社員というのは、やりがい搾取の犠牲者みたいなことを書かれていたが、うーむその表現はどうかと。自分もやりがいのある質の高い仕事をしていれば、後からお金はついてくると言ってるが、ホントかな。。2021/10/09