内容説明
HSPに苦しむ世界中の人々を癒してきた心理療法士の最新刊。約束の時間に少し遅れてしまったり、遊びの誘いを断ったり、誰かの誕生日を忘れたりすると、冷や汗が出てくる…他人にはやさしくできるのに、どうして自分にはやさしくできないんだろう。過剰な罪悪感への対処法。
目次
自責の念と罪悪感
内側に向かう怒りに隠されたメッセージとは?
本当に自分の落ち度か調べる
人生の地図やルールに焦点を当てる
恐怖心をコントロールする
責任放棄について知る
退行に気づく
限界点を定める
自分の罪悪感を知る
罪滅ぼしをやめる
不合理な罪悪感を手放す
心の奥深くまで解き放たれる
自分への幻想を手放す
著者等紹介
サン,イルセ[サン,イルセ] [Sand,Ilse]
心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法協会の会員でもある。数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している
枇谷玲子[ヒダニレイコ]
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学卒業。北欧の書籍の翻訳紹介に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
26
身勝手な世界に生きる まじめすぎる人たち 罪悪感を手放して毎日をラクにする方法 (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)。イルセ・サン先生の著書。自己批判なんていらない。罪悪感も捨てる。身勝手な世界なのだから身勝手自分勝手無責任に生きる。自分が身勝手自分勝手無責任に生きて、他人が身勝手自分勝手無責任生きていても気にしない。それでいいのかも。2021/12/03
kanki
15
罪悪感は完璧主義から来る。失望されることのない人間はいない2022/06/14
塞翁が馬
13
斜め読み。繊細さん(HSP)に向けた優しい本かと思ったが、意外と現実的な内容で、「自分は犠牲者」と思っているだけの人もいるとのことで、責任の所在を客観的に見る重要性を多く語っている印象を受けた。メンタル弱っているときに読むと落ち込んでしまう可能性あり。実際に自分は読んで落ちてしまったため斜め読みになった。2024/04/19
黒縁メガネ
12
ずっと文字を追うだけになってしまった。気付きは少なくて、完璧主義だったり、自分を責めすぎないといったところでしょうか…自己評価を真面目と思っていたけれど、あまり響かない所を考えると、不真面目な部分も多くて適度に抜けてるのかなとも思った。2022/08/28
ちゅん
5
罪悪感の克服について書いている本。著者が実際に対応した事例がたくさん載っているけれど、回りくどくて読みにくかった。サッと読みたい時は、章の最後にあるまとめだけで良いかもしれない。私にはちょっと難しかった。2022/04/05