出版社内容情報
なぜ日本企業の生産性の高さは高収益に結びつかないのか? インターネット流通は本当に安いのか? サイバースペースを飛び交う様々な情報やニュースを読み解かなければ、21世紀に必要なやわらかな発想は身につかない! 知的興奮を楽しめる経済エッセイ。
目 次
プロローグ 『やわらかな経済学』のすすめ
1 日本は痛風にかかったティラノザウルス
絶滅は避けられるか 「驚きと確率の世界」を生き抜くには
新しい「西部開拓史」 経済統合とファーストフード型ビジネス
経済政策の不毛な対立 「マクロ集計量」派対「ミクロ構造変革」派
「 成功の方程式」はどこにある? 国際金融市場の「リスク」
課外授業 中央銀行の世界標準とアイスランド
2 「成功」は「失敗」のもと
1998年の大隕石 自動人形化した日本企業を改造する道
生き抜く企業、死にゆく企業 今世紀100年の歴史が示す真実
転がる石の教訓 「組み合わせの最適化」と「プロセスの最適化」の狭間で
工場の生産性、企業の生産性 生産性の高さが高収益に結びつかない「悲劇
課外授業 歯磨きは百害のもと? それともニュービジネスのもと?
3 日本人は100円の金槌を買うか?
1ドルの金槌と日米消費者気質 「いつでも実験」型消費者と「高品質要求」型消費者
ライトの超々高層ビルとエレベーター 流通のモデュール化で高コスト構造に立ち向かう
ボルボの実験 自動車流通に見る新しい「流通」の芽
インターネット流通は本当に安いか? 情報革命が可能にする新しい差別化戦略
課外授業 どっこい、低品質に「命を救われた」話
4 ビル・ゲイツ氏のユーウツ
「情報バブル」のはじけるとき 「過剰機能」は「過剰設備」の道をたどるか
情報の大洪水の中で 「ノボット」の登場と知的頽廃
ゲイツ御殿のお膝元はLinux
インターネット時代の「学問」 教育現場の危機と真の学問の担い手
課外授業 「まっとうな」コンピュータとつきあう方法
5 土地問題は「日本問題」の縮図
米国「仮想不動産」ブームと日本「底なしの地価下落」 不動産市場が機能するには
焼けただれたサウス・ブロンクス 「優しい」政策の皮肉
戦後日本の都市・建築 「混沌の制度化」から「未来の遺伝子」へ
デンマークの「帰属家賃」課税 「合理的に考える」必要性
都市再生 日本経済の付加価値生産性を高めるために
課外授業 チャールズ皇太子の好きな「料理」と日本の地方公共事業
6 日本人は「日本人」がお嫌い?
フランス人とアメリカ人、そして日本人
「目の肥えた」日本人は「日本人」がお嫌い?
国際線での喰えない話、拾った話、そして過激な話
究極の経済問題 男と女の進化論
課外授業 世紀末「日本」という書物を読む
あとがき 『プレーリードッグの嘆き』その後
内容説明
日本は痛風にかかったティラノザウルス?経済学の視点で世の中の「通説」「正論」を縦横無尽に斬る!世紀末日本経済の問題を解き明かす、ユーモアとウィットに満ちた面白エッセイ。
目次
1 日本は痛風にかかったティラノザウルス
2 「成功」は「失敗」のもと
3 日本人は百円の金槌を買うか
4 ビル・ゲイツ氏のユーウツ
5 土地問題は「日本問題」の縮図
6 日本人は「日本人」がお嫌い?
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