「やわらかな経済学」で日本経済の謎を解く

「やわらかな経済学」で日本経済の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532147914
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

なぜ日本企業の生産性の高さは高収益に結びつかないのか? インターネット流通は本当に安いのか? サイバースペースを飛び交う様々な情報やニュースを読み解かなければ、21世紀に必要なやわらかな発想は身につかない! 知的興奮を楽しめる経済エッセイ。


目 次

プロローグ 『やわらかな経済学』のすすめ

1 日本は痛風にかかったティラノザウルス
絶滅は避けられるか 「驚きと確率の世界」を生き抜くには
新しい「西部開拓史」 経済統合とファーストフード型ビジネス
経済政策の不毛な対立 「マクロ集計量」派対「ミクロ構造変革」派
「 成功の方程式」はどこにある? 国際金融市場の「リスク」
課外授業 中央銀行の世界標準とアイスランド  


2 「成功」は「失敗」のもと
1998年の大隕石 自動人形化した日本企業を改造する道
生き抜く企業、死にゆく企業 今世紀100年の歴史が示す真実
転がる石の教訓 「組み合わせの最適化」と「プロセスの最適化」の狭間で
工場の生産性、企業の生産性 生産性の高さが高収益に結びつかない「悲劇
課外授業 歯磨きは百害のもと? それともニュービジネスのもと?  

3 日本人は100円の金槌を買うか? 
1ドルの金槌と日米消費者気質  「いつでも実験」型消費者と「高品質要求」型消費者
ライトの超々高層ビルとエレベーター 流通のモデュール化で高コスト構造に立ち向かう
ボルボの実験 自動車流通に見る新しい「流通」の芽  
インターネット流通は本当に安いか? 情報革命が可能にする新しい差別化戦略
課外授業 どっこい、低品質に「命を救われた」話

4 ビル・ゲイツ氏のユーウツ
「情報バブル」のはじけるとき 「過剰機能」は「過剰設備」の道をたどるか
情報の大洪水の中で 「ノボット」の登場と知的頽廃
ゲイツ御殿のお膝元はLinux
インターネット時代の「学問」 教育現場の危機と真の学問の担い手
課外授業 「まっとうな」コンピュータとつきあう方法  

5 土地問題は「日本問題」の縮図
米国「仮想不動産」ブームと日本「底なしの地価下落」 不動産市場が機能するには
焼けただれたサウス・ブロンクス 「優しい」政策の皮肉
戦後日本の都市・建築 「混沌の制度化」から「未来の遺伝子」へ
デンマークの「帰属家賃」課税 「合理的に考える」必要性
都市再生 日本経済の付加価値生産性を高めるために
課外授業 チャールズ皇太子の好きな「料理」と日本の地方公共事業


6 日本人は「日本人」がお嫌い?
フランス人とアメリカ人、そして日本人
「目の肥えた」日本人は「日本人」がお嫌い?
国際線での喰えない話、拾った話、そして過激な話
究極の経済問題 男と女の進化論
課外授業 世紀末「日本」という書物を読む

あとがき 『プレーリードッグの嘆き』その後

内容説明

日本は痛風にかかったティラノザウルス?経済学の視点で世の中の「通説」「正論」を縦横無尽に斬る!世紀末日本経済の問題を解き明かす、ユーモアとウィットに満ちた面白エッセイ。

目次

1 日本は痛風にかかったティラノザウルス
2 「成功」は「失敗」のもと
3 日本人は百円の金槌を買うか
4 ビル・ゲイツ氏のユーウツ
5 土地問題は「日本問題」の縮図
6 日本人は「日本人」がお嫌い?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

51
現在日銀の副総裁をされている西村先生が15年ほど前に書かれた経済学に関するエッセイ集です。非常にわかりやすい例などを多用してくれて、しかも理論的なことや数式などを使用されていないので読みやすい気がします。昔けっこうはやった竹内宏さんの「路地裏の経済学」という本を思い出しました。2015/06/17

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