- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
敷き詰められた羽根の上に横たわる少女の裸の死体。口には白いユリの花が押し込まれ、周囲には蝋燭が五芒星の形に並べられていた。しかも、少女は死ぬ前におぞましい虐待を受けていたことがわかる。困難な状況の中、捜査を進めるムンクとミアだったが、やがて彼ら自身の周囲にも何者かの暗い影が忍び寄る…世界各国でベストセラー、オスロ警察殺人捜査課特別班シリーズ待望の第2弾!
著者等紹介
ビョルク,サムエル[ビョルク,サムエル] [Bjork,Samuel]
ノルウェーの小説家、脚本家、シンガー・ソングライターであるフローデ・サンデル・オイエンのペンネーム。ミステリ第1作『アイム・トラベリング・アローン』はノルウェーの書店大賞にノミネートされ、ドイツの“デア・シュピーゲル”誌のベストセラー・リストで1位を獲得するなど、世界的なベストセラーとなる。現在はノルウェー・トロンハイムに暮らす
中谷友紀子[ナカタニユキコ]
神奈川県生まれ。京都大学法学部卒業。ミステリ小説の翻訳を中心に手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
103
これは上下巻の上にあたるような話なのかな。殺人事件自体は興味を引くものだが、登場人物たちが愚かすぎて、それが興醒めだ。ジョー・ネスボの賛辞は、社交辞令的なものも入ってるのではないかな。「オスロ警察殺人捜査課特別班」と銘打つとシリーズである程度売れるんだろうか…と穿った見方さえしてしまう。2021/06/06
papako
41
シリーズ2冊目。記憶はないけどなんとなく読みやすかったことは覚えていた。なんかミアがポンコツすぎた。思い込みで突き進みすぎ。お酒や薬に頼っているのにまともなつもりなのも痛々しい。あやしい登場人物がたくさんいるが、後半に動機が出てきて、意外なところから犯人に辿り着く。ミリアムの行動は浅慮だと思う。ブレスレットの女性もそのままだし、次の巻は翻訳されていないし。気になるなー。2025/04/05
あっちゃん
41
前作が面白かった記憶があるので二作目!それにしても、この特別班のチームはこんなに病的な人ばかりで機能してるのか?とすら思ってしまう(笑)ページ数が凄いのはチームの個人的問題に割かれているのかとは思うけど、それさえも伏線?ミスリードに引っ掛かりまくりチームとともに迷走、最後の最後まで気の抜けないので満足感と疲労感がどちらとも言い難い( ̄▽ ̄)2021/09/20
ほちょこ
39
1作目をほとんど忘れてたが、そうだ、リスベット似の女性が出てくるんだった!とすぐ思い出す。話の展開にスピード感はないのに、ダレることなく「それで?それで?」とめくるページも止まらない。最後の章で、あーもう!びっくりしたー!となって、面白かったー!となる。でも一息つくと、あれ?あの人はどうなった?という人物がポロポロいることに気づく。そして謎の女の影。ディスカヴァー文庫、次もよろしく!2019/10/02
うたかたの日々
37
始まりは2人の兄弟から始まり、そこから、カルト的な殺人事件相変わらずなミアにムンクと前作に引き続くメンバーで期待通り。酒、薬漬けのミアはもう少し立ち直っても良いのでは、主人公もそんなに好きになれないのに、話はおもしろい。他の方も書かれているが、事件解決しても続きは?次が気になる展開です。2020/01/05
-
- 和書
- 赤い罌粟の花